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男は好意のつもりでも…女性がゾッとしたセクハラ・ギリギリ行為

―[セクハラ四季報]―
 今世間をザワザワさせている財務省の福田事務次官のセクパラ問題。セクパラとは、セクハラ×パワハラが合わさった造語で、セクハラだけでもとんでもないのに、仕事上の立場の強さを利用したパワハラが合わさるとさらに凶暴化するようだ。今回はこのセクパラ被害にあった女性に緊急取材を敢行。被害を訴えるほどでもない、そのギリギリのラインで苦しめられた声を聞いた。

取引先の“好意”が、正直、気持ち悪い…

 都内の印刷会社で働くAさん(30代)は長い髪を後ろに一つに束ね、紺のジャケットとベージュのひざ丈スケートを着ており、化粧気や派手さはないものの目鼻立ちがハッキリした美人。彼女は大手取引先であった出版社の男性(独身・40代)より好意を示されていたという。 「その人が私のことをかわいいと言っているのは周りから聞かされていて知っていました。ちょっと気持ち悪いとは思いながらも、あまり気にしていなかったんです。好意はうまく仕事を運ぶ時に役に立ちますから。  でもその好意を伝える相手が、私の同僚から、接待をした時に会った上司にも及びました。上司に何を言ったかは知りませんが、その上司に頼み込まれて、私の担当外の仕事の窓口や接待まで頼まれるようになりました……。  今話題の福田さんのような下ネタ発言こそありませんが、たくさんの人がいる会食の場でもみんなの前で、『Aさん食べてる? 楽しい?』と聞いてきたり、彼の部下に『Aさんのグラスが空いているのを気づかないお前はダメ!』と罵ったり……。常に私を見ている視線や、特別扱いに居心地が悪すぎて……。きっと彼と私を一括りにして、相手の会社で噂されているんですよ……」
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仕事の話をしたいと言われ2人で食事に…
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