大阪万博で飲食店のクオリティーが下がる!? 夜の街からは不安視する声も
2025年に国際博覧会(万博)の開催が決まり、祝賀ムードに沸く大阪。その一方で「また、しょうもない飲食店が増えるんですかね」とため息を漏らす人々がいる。
「外国人観光客が大阪にも急増し、この辺りの飲食店は目まぐるしく変化しています。特にキタ(大阪駅周辺)は、昔からあった店は次々と減り、外国人観光客に向けた味も大して美味しくない飲食店が流行り廃れては入れ替わっている状態です。大阪=安くて美味しい食のイメージは正直、損なわれていますね」
そう語るのは大阪の夜の街を彩るキャバクラ嬢達だ。彼女達の話によると東京五輪が決定した2013年以降、大阪の飲食店は増加し続け、今ではマトモな店を探すことが難しいという。万博が決定した今、大阪の夜の飲食店はどうなっているのだろうか? 現地で調査してみた。
「北新地には美味しいお店はたくさんあるのですが、やっぱりそれなりに値段はしますから。よく来てくれるお客さんとの同伴で毎回、高い店を使うのも悪いなと思うんですよね。それでこの前、東通り商店街の新しくできた居酒屋に行ったら、お店のクオリティーの低さにビックリしました。ドリンクが30分以上出てこない、1度言った注文を何度も聞き返してくる。しかも注文したお酒の中にアイスが2つしか入ってなかったんです! それでも店は満席でさらに驚きましたね。結局、料理が出てきたのは注文してから1時間後。作ってから大分時間が経っていたのか、冷えてしまっていて全然美味しくないし、お客さんも不機嫌に……。宥めるのが大変でした」
そう語るのは、北新地のラウンジで働くホステスの女性。話によると高級クラブが立ち並ぶ北新地の飲食店は週末になると予約を取らなければ入店できないほど混雑するため、急な同伴が入ったときは飛び込みで飲食店を探すこともあるという。
大阪=食い倒れのイメージが……
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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