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外食とコンビニ食、不健康なのはどっち?

 健康な食事をしたくとも、忙しさからコンビニや外食に頼ってしまう。そんな現代人は少なくない。では、「コンビニ」と「外食」の一体どちらが不健康なのだろうか? 専門家に診断してもらった。 コンビニと外食、不健康なのはどっち?

コンビニと外食の対決! より不健康なのはどっち?

「食べ方をアレンジすることができないので、外食のほうが不健康かもしれません」と指摘するのは城西大学教授の金本郁男氏。 「金額の制限がないならば、チェーン店で炭水化物の質を気にしながら食べてもいいでしょうが、お金もかかるし、『牛乳だけ先に頼む』とか『野菜ジュースだけ先に頼む』という小技が使えません」
お弁当

※写真はイメージです

 一方、「製造されてから消費者の口に届くまでの時間が長いので、コンビニのほうがより不健康だと思います」と分析するのが管理栄養士の川村郁子氏だ。 「商品が店頭に並び、客が口にするまで数時間以上かかるので、一部の栄養素は損失されてしまうのです」  外食であれば、その場で調理して提供するまでの時間が短いため、栄養素損失の可能性は低くなるという。  識者の意見を総合した結果、コンビニのほうがやや不健康という判定になった。コンビニで野菜ジュースを飲んでから、外食でバランスよく食事するのがよいかもしれない。 《不健康なのはコレ!》 不健康指数★★★☆☆ どちらかというとコンビニが不健康。提供までの長さがネックに 【川村郁子氏】 管理栄養士。Ikofood代表。病院栄養士経験後、独立。栄養専門学校講師や栄養ライターとして「食いしん坊でも健康になるコツ」を発信 【金本郁男氏】 城西大学薬学部教授。28年間の病院薬剤師としての経験を生かし、食事療法の研究を行う。著書に『ゆるい低糖質ダイエット』(池田書店)など ―不健康メシはどっち?―
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