レッドブル・ホンダが次に優勝できそうなのはどこのサーキット?
ホンダ、ついに勝ちました! F1第9戦オーストリアGPで、ホンダのパワーユニット(PU)を搭載するレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。ホンダに2015年のF1復帰以来の初勝利をプレゼントした。
とにかく内容がすばらしかった! タナボタ勝利ではなく、メルセデスAMGやフェラーリとガチもガチの勝負の末、実力でつかみ取った大勝利! フロントロウ2番グリッドからのスタートは大失敗したものの、レース終盤は大オーバーテイクショー! ベッテル(フェラーリ)、ボッタス(メルセデスAMG)、ルクレール(フェラーリ)を次々とぶち抜いてトップでゴール! ルクレールを追い抜く際の両車接触で審議になったが、裁定はおとがめなし。お見事なレースでした。
全世界的に絶滅危惧種に指定される全戦取材ジャーナリスト米家峰起氏を帰国直後に直撃して、ホンダF1初優勝の舞台裏と現状を聞いた。
担当A:レース後の両ドライバー聴聞から裁定が出るまで1時間45分。夜中3時まで待ってました(笑)。
米家:普通は20分くらいで裁定が出るんですが、ここまで時間がかかるのは珍しい。レッドブルもフェラーリも結果が出るまで囲み取材はやらないといって、どんどん時間が後ろにずれていった。待てなくなってホンダの田辺豊治テクニカルディレクターの取材は、ペナルティ出たバージョンと出なかったバージョンをしゃべっておけばいいですかね(笑)と始めたら「ペナルティなし」の知らせ。田辺さんは「ペナルティが出ようが出まいが、最初にゴールを切ったという事実は変わりません」とキッパリ言ってました。
担当A:昨年までのレッドブルは、ルノーPUで負けてる分を車体性能でカバーしていたので、今年もいいクルマをつくってくれると思ったら期待外れでした。フランスGPまでの8戦を見てると、今年は勝てないんじゃないかと危惧してました。
米家:勝てるとしても後半戦かなと思ってました。メルセデスAMGやフェラーリPUとホンダPUには差があるにしてもたいしたことはなく、それよりレッドブルの車体がなかなか追いついてきてなかった。PUで負けてる分を車体で稼ぐというのがレッドブル・ホンダのターゲットだったわけですが、今年は大きく外してしまった。
担当A:開幕前に山本雅史ホンダF1マネージングディレクターは「第6戦モナコGPまでには勝ちたい」と発言してましたよね。
米家:それ、触れちゃいますか(笑)。モナコが終わった時点でもう触れないようにしてたんですが。モナコ以降はなかなか勝つチャンスはないだろうという意味も含んだ発言だと思います。今回もチーム自身の期待値もそんなに高くなかった。
レッドブル・ホンダ進撃の後半戦!
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