更新日:2019年08月19日 18:38
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「朝飲み」にも出会いはあるのか? ド底辺キャバ嬢が調査してみた

 現在、新たな出会いのスポットとして『昼飲み』が注目を集めている。浅草や赤羽など、昼飲みができる飲み屋が都内にはたくさんあるが、オフィス街にはいまいち少なそうというのが正直なところだ。
ド底辺キャバ嬢

元ド底辺キャバ嬢・カワノアユミが朝飲みに参戦!

 そんな中、筆者が注目しているのは『朝飲み』。それも大阪のビジネス街・京橋には朝っぱらから飲める居酒屋が何軒も集まっているという。果たしてビジネス街の朝飲みに出会いはあるのか? 元ド底辺キャバ嬢のカワノアユミが調査してみました!

午前9時でも賑わう立ち呑み屋

 AM9:00。土曜日なのにそこそこ賑わっている大阪・京橋駅に到着。知らない人のために一応、説明しておくと京橋駅とは大阪市城東区に位置する歓楽街である。大手企業がオフィスを構える『大阪ビジネスパーク』と下町の雰囲気が融合しており、山手線で例えるなら新橋といったところだろうか。  朝飲みできる居酒屋があるのはJR京橋駅の北口付近。駅を出て右の道を入ると両脇に立ち呑み屋が広がっている。中には開店前の店に行列を作っている人の姿も! まず入ったのはこの通りで特に早くから開いているという『おかむろ酒店』。一見入りづらそうな雰囲気ではあるが、扉を開けると1人の兄ちゃんが「ここ入りな~」と言ってくれた。お言葉に甘えて隣に入れてもらうと、店内はすでにたくさんの客で賑わっている。
おかむろ酒店

おかむろ酒店

 店のケースには総菜とおでん。そして客のほとんどが食べているつぶ貝の刺身がめちゃくちゃウマそう。店のママに聞いてみると、つぶ貝は刺身かバター醤油にできるそうなので、早速バター醤油とウーロンハイを注文。関西の酒は関東に比べると濃いめに作られているのだが、京橋の酒は特に濃い。朝から焼酎が身に染みるぜ……。 「女の子が1人で来るなんて珍しいね~」と、ふと話しかけてきたのは、先ほど隣に入れてくれた兄ちゃんだ。 筆者:「取材で来ているんですよ~。兄さんは今日はお休みですか?」 兄ちゃん:「俺は夜勤明けやで! ここには夜勤明けで来ることが多いかな」  聞くと、兄ちゃんは運送系の仕事をしていて夜勤明けの日は朝から飲める京橋によく来るのだとか。他の客もそうなのかと聞いてみると、「最近は若い子もよく来てるみたいやで! 観光客も多いなぁ」と言っていた。周りを見渡すとおっちゃん客も多いが、若そうな男子集団客もチラホラ。ちなみに土曜日は限定メニューのカレーが人気なのだそう。兄ちゃんにカレーを一口いただいたところ激ウマでした!
立ち呑みではタバコは床に捨てるのがデフォだそう

立ち呑みではタバコは床に捨てるのがデフォだそう

「よく、この店来るんですか?」  筆者に話しかけたのは反対側の隣で飲んでいた美女2人組。2人とも20代で、今日は仕事が休みなので京橋に朝飲みに来たという。「大阪で昼飲みできる飲み屋はたくさんあるのだが、なぜ京橋に?」と聞いてみたところ、「昼間開いている店は観光客向けのチェーン店ばかりで、安く飲める店があまりナイんですよ」と教えてくれた。  確かに筆者も大阪で何度か昼飲みしてみたが、安いという感じはなかった。3杯ほど飲んで、次の店に移動しようと会計をすると……「1200円です!」。や、安い……これはかなりのお得感!
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美女2人組みと昼飲みをすることに
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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