更新日:2023年03月28日 10:52
恋愛・結婚

慰謝料100万円を払ってまで婚約破棄した男。その理由とは?

 昔は銀行に預けるだけで十分な利息を得られていたが、現在は定期預金でさえ0%台が当たり前。そのため、多少のリスクは承知のうえで株やFXをはじめとする資産運用を行う人も増えている。

堅実な投資スタイルでも彼女は大反対!

株取引

写真はイメージです(以下同じ)

 大手自動車ディーラーで整備士として働く奥田賢一郎さん(仮名・31歳)も将来に対する危機感があり、7年前から株取引を始めた。しかし、それが原因で恋人から婚約破棄された経験を持つ。 「付き合う前から株をやっていたのですが、2人の間でお金に関する話があまり出なかったこともあり、彼女に伝えたのは婚約した後だったんです。そうしたら一方的に『今すぐにやめて。でないと結婚を考え直さなきゃいけない』って。彼女は投資=ギャンブルという考えの持ち主で、言い方もお願いというより命令に近いものでした」  株といっても彼の場合、50万円の資金を元手にボーナス毎に10~20万円を追加投資をする程度。購入銘柄も株主優待の内容などで選び、基本的には長期保有とのこと。大きく儲けることもないそうだが損失も最小限に抑えており、7年間での運用益は100万円ほどのプラスだ。 「運用額も取引の回数も少ないため、本格的に投資されている人に比べたらハナクソみたいなものです(笑)。けど、運用益に加えて優待券なども手に入りますし、個人的には満足しています。彼女にはリスクがある中でも比較的堅実な運用をしていることを何度も説明しましたが、聞く耳を持たないといった様子でした」  実は、ここまで彼女が投資に批判的なのには理由がある。祖父が株や不動産などの投資で次々と失敗し、借金を背負って没落。父親が借金の一部を肩代わりしており、子供のころから貧しい生活を余儀なくされたそうだ。

すぐヒステリーを起こされて話し合いにならず

口論 「それで投資に対しても悪いイメージしか持っていなかったんでしょうね。でも、私にも非があるのかもしれないけど、彼女のあまりに一方的な言いようにカチンと来たこともあって、それで何度も口論になっていました。正直、最初は反対するなら株は全部処分してもいいかなと思ったんですけど、すぐにヒステリーを起こすところなど彼女の嫌な部分ばかりが目に付くようになり、結婚そのものを考え直すようになっていました」  だが、すでに婚約していたため、別れるのも簡単ではなかったようだ。 「はじめは関係修復も視野に入れていたので、こちらの気持ちを伝えたうえでお互い距離を置こうと提案しました。ところが、彼女がいつものように感情的になってしまい、それ以降も何度か話し合おうとしたけど、結局できませんでした。それで私も彼女に対する愛情が失せてしまい、この人とは一緒になれないと思ってしまったんです」  奥田さんの両親もはじめは婚約破棄を思い留まるように説得したそうですが、両親の前でも感情的な主張を繰り返した彼女を目の当たりにして息子の決断を支持。これに対し、彼女は一方的に婚約破棄を求めてきた慰謝料として、500万円を請求してきたという。
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100万円の慰謝料を払って婚約破棄
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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