女性に「ワインの赤と白の違いってなに?」と聞かれて即答できる?
― 第60回 ―
ワインと言えば、赤と白が基本です。白が透明で赤は赤いので、見た目で間違えることはありません。味わいも、白がさっぱり、赤が濃いのが基本です。レストランやバーでは、もちろん両方置いていますが、銘柄はともかく色は自分で選ぶ必要があります。
そんな時、格好を付けて「俺は赤しか飲まないんだよね」などと注文し、一緒にいる女性や部下から「赤と白の違いってなんですか?」と聞かれ、答えられないのは悶絶するくらい恥ずかしいものです。今回は、赤ワインと白ワインの基本についてご紹介します。
まず、赤ワインと白ワインでは製法が異なります。ワインは原料であるブドウを発酵させますが、発酵させるタイミングが違うのです。白ワインは、ブドウを破砕し、圧搾して種や皮、果肉を取り除き、採取された果汁を発酵させます。一方、赤ワインは破砕したら、皮付きのまま、果肉や種はもちろん、場合によっては果梗(枝や茎)も一緒に発酵させ、その後圧搾します。そのため、赤ワインの色や渋みのあるタンニンが抽出されるのです。
利用されるブドウも異なります。ワインは、ブドウの品種によって大きく味が左右されます。醸造酒なので、原料の特徴がダイレクトに味に関わってくるのです。基本的に赤ワインは黒ブドウ、白ワインは白ブドウから作られます。「赤ブドウ」とは呼ばないので注意してください。
黒ブドウの代表としては、ピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどが有名です。白ブドウはシャルドネやソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなどが有名です。
そもそも製法が異なる赤ワインと白ワイン
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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