結成4年目へ向けて。マジカル・パンチラインの歩み
―[マジカル・パンチライン大特集]―
結成からもうすぐ4年。初代リーダーが卒業や、レーベルとの契約終了などの困難を乗り越えながら活動を続けてきたアイドルグループ「マジカル・パンチライン」。
レーベルを移籍後、’19年2月にシングルリリース&新メンバー加入を発表。さらに10月にはグループにとって初となる東名阪ツアー「Trick or Treat!The Spooky Magi-Pumpkins Tour 2019」、11月には初の公式ファンクラブ野外イベント「マジファンクラブ BBQ Party」と、盛りだくさんの年を経験した。
’20年2月には結成4周年を迎えるマジパンだが、この1年間はやはりメンバーにとって特別な時間だったよう。リーダーの沖口優奈は胸中をこう語る。
「レーベル移籍後、“Change and Evolution(変化と進化)”というテーマでチャレンジを続けてきて、2人の新メンバーと素敵な新曲と出会えて、自分たちの変化に期待と不安を抱えながら、全力で突っ走ってきた1年間でした。そんな中で、最新シングルの『もう一度』では、これまでで最高順位(オリコン初週7位)を獲得できて、ファンのみなさんにもスタッフさんにも本当に感謝しています」
良い変化を素直に喜ぶ一方で、課題を感じたを1年間でもあったとか。
「叶わなかった目標もあります。3月のよみうりランド(マジカル・パンチライン大感謝祭~ともだち1000人出来るかな?無銭ライブ~)も、東名阪ツアーラストの横浜Bay Hallも満員にすることができませんでした。本当に悔しいし、実力不足を感じています」
「もう一度」の冒頭で沖口がこう歌う。
「ああ 何回も諦めそうになったよ
そんな自分が今日も 許せないんだ
ねえ あの日から 止まらない涙を
無理やり何回も拭って ここまで来たんだ」
まるで今の胸中とリンクするかのような悔しさが滲む歌詞。さらにサビでは全員で手を振りかざし、こうシャウトするのだ。
「声あげて 枯れるまで
張り裂けそうな 心のまま
手をあげて ここにいるって
証明するんだ 生きてること
何度だって 声を聞かせて
さあ もう一度 もう一度 もう一度」
常に笑顔のアイドルたちも、その胸中には様々な思いが渦巻いている。これまで悔しい思いもあった彼女たちの生き様を歌った曲であり、目指す夢に手が届かず、くじけそうになったことがある全人類にとってのアンセムなのだ。
沖口は決意新たに、新年への思いをこう続ける。
「マジカル・パンチラインの夢は、まだもっと先にあります。みんなと見たい景色や、『Zeppを満員にする』という叶えたい目標もある。だからこそ、’20年はもっと楽しく、熱く。ファンのみなさんに『ついていきたい』と思ってもらえるような、たくましいマジパンになります」
4周年記念日となる’20年2月19日には、新体制となって初のアルバムのリリースも決定。私たちは、ここにいる――。そう証明するために、彼女たちはこれからも、歌い続ける。
【マジカル・パンチライン】
‘16年に結成。メンバーは沖口優奈、浅野杏奈、小山リーナ、清水ひまわり、吉澤悠華、吉田優良里。発売中の最新シングル「もう一度」はオリコン初週7位を獲得。
12月22日「マジ☆クリ2019~マジでハッピーなクリスマス!~」開催
1月2日「TIP×@JAM ニューイヤープレミアムパーティー2020」出演
1月4日「あけおめことよろ~Magi New Year Party 2020~」開催
取材・文/森 ユースケ 撮影/鈴木ゴータ 林 紘輝
公式HP http://magipun.com/
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