新型コロナ自粛で「Zoom飲み」に初挑戦。画面越しの飲み会は楽しめるのか?
新型コロナウィルスの影響で、飲食店は致命的なダメージを受けています。特に、夜営業するバーや居酒屋はすでに3月のダメージでヘロヘロになっています。何とか軟着陸させる支援と一刻も早い終息を期待します。
ところで、のん兵衛としては、なじみの飲食店が自粛で店を閉めていると困ってしまいます。そこで今回は「Zoom飲み」をご紹介します。Zoomはビジネスで利用されているビデオ会議サービスです。無料でも利用でき、複数人で同時通話ができます。ノートパソコンやスマホに搭載されているカメラを利用すれば、即利用できるので手軽です。
Zoom飲みの開催者だけはアカウントを作る必要がありますが、GoogleやFacebookのアカウントを利用することもできます。Zoomのアプリをインストールしたら、「新規ミーティング」からミーティングを開催します。その後、友達に招待URLをメールやメッセンジャー、LINEなどで教えればいいのです。
招待されたユーザーはURLを開き、初回のみZoomのアプリをインストールします。PCがなければスマホでもタブレットでもOKです。あとは飲み会をスタートするだけ。
実は筆者は、今回がZoom飲みデビュー。存在は知っていましたが、店にお金を落とそうということで、いつもBAR通いしていました。しかし、営業を自粛する店が増え、この機会にチャレンジしてみようと思ったのです。なので、最初の乾杯はやや気恥ずかしいものでした。
ところが、「何飲んでるの?」から始まって、「最近どう?」とビールを飲みながら話が始まれば、すぐに違和感は消えていきました。
本来は、1人ずつが話すツールなのですが、意外とみんなでガチャガチャしゃべっても聞き取ることができました。
話の中で出たウェブサイトのURLなどは、「チャット」に書き込んで共有できます。この時も、Zoomと併用したいカメラアプリや、オンライン飲み会に利用できそうな他のサービスなどの情報をやりとりしました。
参加者はノートPCやスマホ、タブレットのスピーカーとウェブカメラを利用していて快適そうでした。筆者は、仕事で使っている環境で始めてしまったのでヘッドセットを着けたまま。これは非常に邪魔です。もっとコンパクトなものにするか、ノートPCのスピーカーとマイクを利用すべきでした。
回線の接続速度は、音質を左右します。自宅の光回線を使っている人はまったく問題ないのですが、電波の悪いところでスマホ回線でつないでいる人は映像が止まったり、音声が途切れることがありました。すぐに問題なく会話を続行できますが、可能な限り高速な通信回線につないだほうが快適になりそうです。
部屋の中が整理されておらず見られたくないという人は、バーチャル背景を利用しましょう。人物の背景を切り取って任意の画像に差し替えてくれる機能です。なかなか賢く、上半身はきちんと認識してくれます。
はじめてのZoom飲みで注意すべきことは?
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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