コンテンツブロックが有効であることを検知しました。
このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてく>ださい
✕
ログイン
会員登録
マイページ
検索
新着
ニュース
エンタメ
ライフ
仕事
恋愛・結婚
お金
スポーツ
グラビア
サブスク
トップ
スポーツ
6月19日、異例のプロ野球開幕。注目の怪物ルーキ―佐々木朗希は冷静だった
更新日:2020年06月23日 11:11
スポーツ
投稿日:2020年06月19日 08:50
6月19日、異例のプロ野球開幕。注目の怪物ルーキ―佐々木朗希は冷静だった
梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報室)
バックナンバー
―[
17の閃光~佐々木朗希物語~
]―
“怪物”へのターニングポイントはボールの変更だった
佐々木朗希投手
141km/h。“令和の怪物”と呼ばれる千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が最初に確認をしたスピードガンの球速だ。中学校3年生の時、岩手県八幡平市にある球場のビジョンに映された。 「気持ちよかったですよ。自分では135km/hぐらいは出ているかなあと思っていたら、もっと出ていた」 後に160km/hを越える剛速球を代名詞にする若者は、初めて目にした自身のスピードと、その時、脳裏によぎった想いをハッキリと覚えていた。 地元では、速い球を投げる選手として多少は名の知れた存在だった。ただ、決して注目を浴びるほどではなかった。小学校の時には「ショボすぎてピッチャーは嫌だった」と言う。身体が大きいこともあり、一塁を守ることも多かった。 「ボク以外のピッチャーの方が速い球を投げていた。なによりもみんなボクよりコントロールが良かった」
ターニングポイントはボールの変更だった。硬式球に近いボールとして開発されたKボールを使用した時に、今までにない感覚を感じた。そして高校で硬式球を握ると、さらなるフィット感を覚えた。 高校1年生の夏の岩手県大会。盛岡北戦でリリーフとして初登板をすると、147km/hをマーク。この時、初めてメディアに取り上げられることになる。 「あるスポーツ新聞の東北版で大きく紹介いただきました」と佐々木朗希。怪物が、まだ怪物ではなかった頃の話だ。この時は東北の逸材の一人にすぎなかった。しかし、ここから世間の注目度は一気に上がり、自身も思いもしなかったほどフィーバーは過熱する。 高校2年生の夏が終わるとその名は次なる注目選手として全国に広まり、日本代表候補にも名前が挙がる。高校3年生の夏のフィーバーは語るまでもない。時には自身は投げていない試合でも取材を申し込まれることもあった。こればかりは若者も困惑するしかなかった。
ストレートだけではなく変化球も投げられるところを見てほしい
千葉ロッテマリーンズに入団してからも、その一挙手一投足をメディアは注視した。その中でも最大のキーワードはやはり「球速」。連日報道され、球速に関する質問を浴びる毎日。ただ、その現実から目をそらすことも逃げることもしない。球速に注目が集まる事を宿命とばかりに受け止め、否定はしない。 「確かにどうしても球速に目がいきがちですが、気にはしていません。スピードが出たらいいなあと自分も思います。ただ、自分はスライダーやフォークも投げる。ストレートだけではなく変化球も投げられるところを見てほしいし、評価される投手になりたい」 18歳の若者は落ち着いた口ぶりで自分を冷静に捉えている。プロ野球ファンの注目が集まる中、こうしてプロ1年目の歩みが始まった。ルーキーイヤーはまさかのスタート。新型コロナウイルス感染症予防の観点から、開幕は遅れて6月19日に開幕となった。 無観客の中での日々。異例の1年の中で、どのような歩みを見せるのだろうか。世間の注目も、メディアの球速報道も冷静に受け止め、前を見つめる。プレッシャーもどこ吹く風のように落ち着いて汗を流す背中は頼もしい限りだ。 背番号「17」がプロ野球界でどのような閃光を放つか。どのような足跡を残すか。野球ファンはじっくりと楽しんでほしいと思う。
【17の閃光~佐々木朗希物語~ 第1回】
文/梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)
梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報室)
この連載の次回記事
震災後の仮設住宅で観た、田中将大の“炎のマウンド”。ロッテ・佐々木朗希の思い出
2020.07.15
▲
17の閃光~佐々木朗希物語~の一覧へ
おすすめ記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
世界一からスタートする、佐々木朗希の新たな一年
2021年シーズン、“令和の怪物”佐々木朗希が自信をつかんだ試合とは
佐々木朗希、プロ初勝利の舞台裏「甲子園で勝つことができてよかった」
“令和の怪物”佐々木朗希、ついに実戦デビュー「マウンドから見えた景色は素晴らしかった」
佐々木朗希が書いた今年の漢字「発」に込めた想いとは?
ハッシュタグ
プロ野球
佐々木朗希
Tweet
シェアする
日刊SPA!の人気連載
結婚につながる恋のはじめ方
シリーズ・駅
ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地
ファストファッション、全部買ってみた
お笑い節約道場
貧困東大生・布施川天馬
ベストサウナ ~流した汗は嘘をつかない~
恋愛コーチ・関口美奈子
人に99%「YES」と言わせる ひろゆき構文
連載一覧を見る
24時間更新
人気ランキング
電車内で倒れた女子高生を「全員が見て見ぬふり」彼女をおぶって助けた男性会社員の顛...
2024年12月31日
新幹線の帰省ラッシュは“地獄”。泣き出す子供、指定席なのに「譲っていただけません...
2024年12月28日
“優先席で席を譲らない40代女性”にブチ切れた女子高生「非常識じゃないですか?」...
2025年01月01日
「トイレ行ってきますね」と言い残し…美人OLが“高級焼肉デート”で衝撃の行動――...
2024年12月29日
“80代の男性”と“70代の女性”が同じ部屋で…介護士が見た「施設内での恋愛事情...
2024年12月27日
スポーツ 新着記事
野間口、辻内…巨人のドラフト1位で「継続して活躍できなかった選手たち」
2024年12月28日
「私が現役だったら…」今年のガールズグランプリは一強?元女王の高木真備が見どころを解説
2024年12月28日
ドジャース補強候補に「鈴木誠也」が急浮上。大谷翔平らと共闘で16年ぶり“日本人カルテット”誕生はあるのか
2024年12月26日
同じ23歳メジャー挑戦でも…佐々木朗希と大谷翔平の“決定的な違い”。「マイナースタートがちょうどいい」と言えるワケ
2024年12月17日
大谷翔平に認識されてない?プレミア12敗戦で批判噴出の井端監督が「侍ジャパン指揮官に適任なワケ」
2024年12月13日
孤独のグルメ~食文化応援企画~
ビール2:黒ビール1。人気の『マルエフ』を「ワンサード」で飲んでみた!
2023年11月20日
PR
美味しいビールで酷暑を乗り切ろう!孤独のグルメ原作者が熊本の名店で『マルエフ』を味わう
2023年08月10日
PR
『孤独のグルメ』のオリジナル デジタルトレカがもらえる!「ひとり飯をみんなで楽しむプロジェクト」の第一弾がスタート!
2022年12月02日
HARBOR BUSINESS Online 一覧
中国「秘密警察」が日本人にも接触。日本のカルト教団なども監視か
2024年04月04日
サッカーW杯日朝平壌決戦の行方。カギは定期便と人的往来再開か
2024年03月06日
政治の犠牲になった能登地震<著述家・菅野完>
2024年02月09日
勝SPA!一覧
パチンコ「グランドオープン店」で“店員からイエローカード”…。出禁寸前の店で勝つことはできるのか<漫画>
2024年12月29日
「KEIRINグランプリ2024」有力選手に不安要素?静岡競輪マスターの「競輪予想漫談師」が徹底解説
2024年12月29日
“全国65店舗出禁のパチプロ”が「年末年始に勝つための立ち回り術」を解説。「普通は勝てない時期に勝つ方法」とは
2024年12月28日
はじめての副業一覧
50代女性がタイミーに挑戦してわかった、自由な働き方の“光と影”。クレーマー対応や謎の時給カットも…稼げた金額は
2024年12月06日
いま注目の「地方で副業」。都会の会社員が、地方企業を手伝うスタイルが増えそうなワケ
2024年11月03日
副業でセクシービデオに「エキストラ出演」するアイドル。どうしても“お金を稼がなければいけない”理由
2024年10月10日
募集
女子SPA!「佐伯ポインティ新連載」不倫にまつわるお話を聞かせてくれる女性を募集中!
2024年06月28日
<扶桑社 採用情報>のお知らせ
2024年03月12日
週刊SPA!編集部 編集者募集!
2023年03月08日
インフォメーション
サウナーが決める真のランキング!『第5回サウナ大賞』投票開始&ポスター配布!
2024年12月27日
あべみほ「悩殺必至の過激ショット」、最新デジタル写真集が発売!
2024年12月21日
ちとせよしののグラビア設定を視聴者が決める!【グラビア生会議 1/28 21:00~】MC:岸明日香
2024年12月18日
週刊SPA! 最新号
週刊SPA!12/31・1/7合併号(12/24発売)
えなこ・東雲うみ・篠崎こころ
Amazonで購入する
定期購読する
バックナンバーはこちら
SPA! 最新の関連書籍一覧
トリビュートブック 100%孤独のグルメ! それにしても腹が減った!
金利で損しない方法、教えてください! 人気FPが教える金利上昇時代の「お金の新ルール」