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佐々木朗希、プロ初勝利の舞台裏「甲子園で勝つことができてよかった」

たっぷりと睡眠時間を確保し、甲子園の雰囲気を楽しんだ

甲子園でプロ初勝利をあげた佐々木朗希投手。右は井口資仁監督

甲子園でプロ初勝利をあげた佐々木朗希投手。右は井口資仁監督

 令和の怪物と呼ばれる若者は甲子園でプロ初勝利のボールを手にしていた。  佐々木朗希は5月27日の阪神タイガースとの交流戦で、プロ2度目の先発登板をして初勝利をした。阪神ファンからも祝福されたヒーローインタビュー。佐々木は笑っていた。 「嬉しかったです。勝ててよかったです」  緊張感はあったが、その緊張感もどこか楽しんでいるように映った。出番はカード3戦目。1戦目の練習中にブルペン入りして変化球を交えて32球。練習後は食堂でメニューにあった甲子園カレーを食べた。  2戦目も練習中に甲子園の雰囲気を感じた。六甲山から吹き降ろされる風を感じ、ビジョンに映り出されるさまざまなPR映像を見入っていた。練習後はやはり甲子園カレーを食べていた。

「ボクの中で睡眠はものすごく大事」

「緊張はしています。でも、なるようにしかならない。そういう気持ちでいます」  先発の日の朝は午前7時ぐらいに目を覚ましたが、もう一度、眠りに入って11時にベッドから出た。「ボクの中で睡眠はものすごく大事。最低8時間は寝ないとダメ」と佐々木朗希。  プロ初先発した5月16日の埼玉西武戦(ZOZOマリンスタジアム)はデーゲームということもあったが午前5時に目が覚めてしまい、そのまま起きてしまったがこの日はしっかりと睡眠時間を確保した。  ちなみに先発の日はバナナなどの軽食に抑えるため3日連続の甲子園カレーとはならなかった。
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初めてのマウンドは「投げやすかったです。すごく集中できた」
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