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スナックママが語る、面接に来たヤバイ女たち。ホスト狂いの20代は…

 キャバクラ、ラウンジ、高級クラブ……夜の店には様々な職種があり、勤務する女性のタイプもそれぞれ異なる。キャバクラでは見た目の美しさやノリの良さなどが求められ、高級クラブではマナーやプロの接待術を備えた女性が勤務している。  そのような厳しい夜の店の中でも比較的、働きやすいとされているのがスナックだ。カウンター越しに常連客と会話したりカラオケをして盛り上げるスナックは近年、若い男性客からの人気も高まり、昔に比べると働く女性の年齢層も下がってきている。  しかし、そんなライトさゆえに、時にはトンデモ嬢が面接にくることも……。今回はスナックのママが実際に面接した「激ヤバ嬢」を教えてもらった。

スッピン、部屋着で面接に来る熟女

芹香ママ

芹香ママ

 話を聞いたのは、大阪ミナミでスナックのママを務める芹香さん(仮名・26歳)。20代前半で自分の店をオープンした芹香さん。現在はキャストの募集は行っていないとはいうが、店をオープンした当初は面接に苦労したとも話す。 「キャバクラと違ってスナックは敷居が低いのか、トンデモない格好で面接に来る人も多かったですね。私が20代なので、キャストはなるべく20代の子で揃えたいと思っていたのですが、求人に書いていなかったので最初の頃は年上の人からの応募も多かったです。40歳の人がスッピン、部屋着で面接に来たこともありましたね。  40代でも小ギレイな服装をしていたら全然いいのですが、髪もボサボサで……。『化粧したらこんな感じなんです』とスマホで画像を見せられましたが、面接にスッピンで来る人が店に出るときに化粧して来るとは思えなくて……。残念ですが、不採用にさせていただきました」

ホスト狂いの女は出勤0回でクビ…

 激ヤバ面接嬢は熟女だけに過ぎない。中には20代の女性もいるとママは頭を抱える。 「ミナミにはホストクラブも多いので、場所柄なのかホスト狂いの女の子も割と来るんです。ある日、面接に来たのは滋賀県から来たという子だったのですが、面接の途中でいきなりホストの写真を見せてきたんですよ。そのホストは彼氏だそうで『昨日、飲みに行って彼に18万円使って……。今日も18万円使うつもりなのでお金がいるんです! 彼を支えて上げたいので!』と言い出したんです。別にホストに行くことを禁止しているわけではないし悪い子ではなさそうだったので、とりあえず体験入店をしてもらうことに。
電話

写真はイメージです

 翌日、18時半に出勤するようにお願いしたのですが、時間になっても来なくて。やっと電話が来たと思ったら『20時半に着きます!』とのこと。理由を聞くと、前日に彼の店(ホスト)で飲みすぎて寝坊したと言っていました。さすがにそんな理由で遅刻されるのは困るので、その場でお断りしました……」
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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