ポケモンは「捕る」から「撮る」へ!『ポケモンスナップ』新作登場
―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―
6月17日に行われた「ポケモン新作発表会」で、新作タイトルとしてお披露目された『New ポケモンスナップ』。発表時は“ポケモンスナップ”がTwitterでトレンド入りし、かなりの盛り上がりを見せていました。
当時『ポケモンスナップ』にハマって、イヤイヤボールやリンゴをそこらじゅうに投げてはシャッターを切りまくっていた私にとって、今回のアナウンスはまさにカビゴンにとってのポケモンの笛! 踊り出したくなる心境になりました。
もともと『ポケモンスナップ』は、1999年にNINTENDO64で発売されたカメラアクション。プレイヤーはポケモンカメラマンとなって、野生のポケモンが住む島「ポケモンアイランド」で、「ゼロワン号」に乗り込んでポケモンを撮影していきます。
のびのびと動き回るポケモンを見ているだけでも楽しく、ゲーム初心者でも入り込みやすい内容。あちこちに隠れたポケモンを探し出す攻略要素もありました。
撮影した写真はオーキド博士が採点してくれ、ポケモンが大きく映っていたり、特別なポーズだったりすると高得点。また、カセットをローソンに持っていくと撮影した写真をプリクラ風シールとしてプリントできる機能も好評でした。
この『ポケモンスナップ』は、元任天堂社長で当時HAL研究所社長だった岩田聡さんの「ポケモンの写真を撮影するゲーム」という案をもとに、宮本茂さんがシステムの構造を固めたのだとか。ポケモンを「捕る」のではなく「撮る」というアイデアがさすがです。
リンゴを投げると嬉しそうに食べるヒトカゲ、遠くのシルエットを撮影すると少しずつ近づいてくるラプラス、イヤイヤボールを投げると次々に跳ねてギャラドスに進化するコイキングなど、ポケモンの動きや仕掛けにこだわりが見られ、何度プレイしても新しい発見がありました。
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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