更新日:2020年07月21日 14:31
お金

1等100万円、どう使いきる? PayPay×マイナポイントのキャンペーン

 各キャッシュレス決済銘柄は、マイナポイントの「紐付け合戦」を繰り広げている最中だ。2万円のチャージで5000円分のポイントが国庫負担で発生するマイナポイント。これに関連した各銘柄独自のキャンペーンも実施されている。その中でとくに異彩を放つのが、PayPayである。  これは1等から4等まで抽選方式で、1等のポイント額は何と100万円相当だ。

1等のポイント額は100万円相当

paypay

画像は、PayPayの公式サイトより

 7月1日から8月31日まで実施されるこのキャンペーンは、マイナポイントとPayPayを紐付けすることでポイントが付与される。ただし、その額は運次第。1等は100万円×10人となっている。2等は5万円×150人、3等は5000円×1500人、4等は500円×15万人という設定だ。  これをSuicaのキャンペーンと比較してみよう。マイナポイントをSuicaに紐付けした場合、もれなく1000円分の追加ポイントが発生する。これは文字通り「もれなく」だから、運の要素はまったくない。しかもキャンペーン期間は今年7月1日から来年3月31日。熟考する時間が十分に与えられている。  それと比較したら、PayPayのキャンペーンは射幸性がかなり高い。賛否両論は否めないはずだが、それでも「1等100万円」は無視できない金額だ。

もしも当選したら?

 もしもこのキャンペーンで、1等が当たってしまったら?  QRコード決済サービスで100万円の残高とは、日常生活ではまず発生し得ない数字である。そもそも、PayPayに限らずキャッシュレス決済というものは少額決済で強みを発揮するものだ。紐付けしている預金口座もしくはクレジットカードから必要に応じてチャージすればいいのであって、当初から数十万円ないし100万円単位の残高があるというのは尋常ならざる状態である。  しかし、当たってしまったものは仕方ない。この100万円分のポイントを、どう使うべきか。まず最初に説明しなければならないのは、このポイントは換金できない。他のPayPayユーザーに対する送金も不可能である。つまり、それをもらった人物が必ずポイントを利用しなければならないということだ。  では具体的に、何を買えばいいのか?
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ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー

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