バチェロレッテで話題の美術家・杉田陽平に聞いた「なぜ参加したのか?」
混迷のなかで迎えた2021年。こんなときだからこそ、逆境に立ち向かいピンチをチャンスに変える必要がある。その道標として2021年に飛躍が期待される「ニッポンを変える100人」をピックアップ。今回は『バチェロレッテ・ジャパン』に参加で話題の美術家・杉田陽平に注目した。
「’20年に最も名を知られた美術家・杉田陽平。婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』に参加し、杉ちゃんの愛称で親しまれた。彼が美術界で話題に上ったのは、炎上アート集団『じゃぽにか』の一員として。悪ノリに満ちた活動は顰蹙を買ったが、『バチェロレッテ』では一転、やわらかな印象に。破天荒でキテレツという世間のアーティスト像を更新したのは彼の功績といえる」
選者の美術ジャーナリスト・新川貴詩氏がこう評する現代アーティストの杉田氏だが、当の本人はどう思っているのか。
「番組参加についてはキャリアにおいてリスクのほうが大きかったです。でも、出る必要がある気がしたんです。自分が出ることで、みんなの普段の生活の中にもアートが存在すると感じてほしかった。あとは、仕事優先の人生だったので、番組が掲げる『真実の愛』という普遍的なテーマと向き合えたらなと」
そんな彼が気をつけたのは「『真実の愛』に真剣に向きあっているということを伝えること」。
「邪な気持ちで参加している、と思われるのは嫌だったんです。だって違うから。(バチェロレッテの)萌子さんに未完成の作品を見せて、あなたとの関わりでこの絵がどう転がっていくかわからないけど、変わることも正解だし、お互い影響し合って生きていきたいと伝えたかった」
画家、現代美術家・杉田陽平(37)/三重県出身
「邪な気持ちで参加している、と思われるのは嫌だった」
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