更新日:2021年10月04日 08:59
エンタメ

グラビアから姿を消して3年。早乙女ゆう、少女から女優へ羽ばたく

個性の時代といわれるが、スターとは誰よりも強烈な個性と輝きで時代を照らす存在だ。その予感をいち早く察知するクリエイターが注目する時代のヒロインの輝きを、気鋭のフォトグラファーが切り取る「旬撮ガール2021」。今回は今年ブレイクが期待される女優・早乙女ゆうに注目した。
早乙女ゆう

早乙女ゆう

凛とした女優の透き通った色香(撮影/てんてん)

 ’16~’17年、高校生のときにその涼しげな美しさでグラビア界に新風を吹き込んだ早乙女ゆう。だが、学業のためグラビアから姿を消して3年。日大芸術学部で学び、少女から女優へ羽ばたこうと我々の目の前に帰ってきた。 早乙女ゆう 早乙女ゆう 出演舞台の脚本を担当した脚本家・演出家のなるせゆうせい氏は、その魅力をこう語る。 「名前の響きからすでに性別不明な中性的ネーミングではあるが、実際、名は体を表していた。舞台版『炎炎ノ消防隊』での彼女の役どころは“ラッキースケベられ”という特異体質で、本人が願ってもないのにスケベな境遇に出くわしてしまう、ある種の色物だった。  そういう役は女性客の多い舞台において特に注意が必要だ。ひとつ間違えば、女性客の敵になるからだ。 早乙女ゆう 早乙女ゆう だが、グラビアもする彼女はエロさよりも先に清々しさがくる。往々にしてグラビアアイドルから女優へとシフトチェンジする際、『生々しく漂うエロス』がハードルになったりするが、彼女が備えもつ透明度は、そのハードルを軽々と越えていく。  この先もきっとあのあどけない透明女子は、飄々とハードルを越えていくのだろう。実に楽しみである」 早乙女ゆう 清々しい色気と女優感を漂わせた、早乙女ゆうの第2章が始まる。 早乙女ゆう

【推薦人:なるせゆうせい氏】

脚本家・演出家。オフィスインベーダー代表。映画脚本のほか、『弱虫ペダル』『ヘタリア』『炎炎ノ消防隊』『ハイスクール! 奇面組』など2.5次元ミュージカルを数多く手がける。

【早乙女ゆう(さおとめゆう)】

中学2年生でスカウトされデビュー。’16年、2代目“週プレ三姉妹”に選出されたことで、グラビアでブレイク。日大芸術学部に進学し、昨年は映画『銃2020』『アンダードッグ』(ともに武正晴監督)にも出演。女優活動を本格化。 スタイリング/千葉 良 ヘアメイク/清水智也
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