「ダイエットに振り回されたくない」アラフォーグラドルが挑戦した#金森式奮闘記
糖を断って主たるエネルギー源を脂に切り替え、内蔵脂肪から燃やしていく。Twitterで火がついた#金森式ダイエットは、「ガチ速“脂”ダイエット」として単行本が発売。昨年末にはレシピ本も出版されブームとなっているが、このダイエット法に取り組み1か月で5キロの減量に成功した女性がいる。旅作家でグラビアアイドルの歩りえこさんだ。
食事制限を繰り返しては体重の増減を繰り返してきたという歩さんの体に、いったいにどんな変化が起きたのか。#金森式に取り組んだ怒涛の体験記をリポートしてもらった。
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39歳を過ぎてから「何をどう努力しても、なかなか痩せない」っていう負のループに陥ってた時にたまたま断糖高脂質ダイエットを知って、藁をも掴む気持ちで始めてみることにした。
きっかけは前後ろに子供2人を乗せていたママチャリがある日突然パンクしたことだ。乗っていた自転車が倒れて子供たちが危うく怪我しかけた。すぐに修理に出したものの、
「完全に重量オーバーですね。修理してもまたすぐダメになるかもしれないですよ」
とのこと。とは言っても、ママチャリがなければ買い物にも子供の送り迎えにも行くことができない。
成長期の子供たちがぐんぐん大きくなるのは当たり前だが、私が重いままだと自転車に乗れず、死活問題だ。67キロある体重から10キロ痩せればもう自転車がパンクする事はないだろう。まずは10キロ、あわよくば妊娠前の体重まで15キロ落としたい。こうして私はダイエットを決意した。
学生時代から8年間チアリーダーをやったり、仕事でも14年間グラビアアイドルをしてきたこともあって、常に「ダイエットしなきゃ」ってプレッシャーがあった。
だけど、「痩せなくちゃ」と思えば思う程に、精神的には追い詰められる。夜中にドカンと爆発して糖質たっぷりのポテトチップスやカップラーメンを食べてしまい、
「あ~また食べちゃった……本当にダメ人間だわ」
と、落ち込んでしまうことが多かった。
それでも撮影間近になるとジムでフラフラになるまで運動したり、断食に近いようなファスティングをしたりして過激な減量を繰り返した。撮影が終わると今まで我慢していたモノをわんさか食べて一気にリバウンド。また撮影が入ると短期間で無茶なダイエットをして……の繰り返し。空腹感でイライラすることが多かった。
元々は食べるのが生き甲斐って位に食べることが大好きなのに、いつも太ることを気にして食事をしている自分が心底嫌だった。こんな人生って全然楽しくない。
そんな中、台湾人と結婚して33歳で初めて子供を妊娠した。台湾の産院では日本ほど体重管理が厳しくないこともあってか「好きなだけ食べちゃっていいから」ってあまりに緩すぎる先生だった。食べ悪阻もあり出産までになんと23キロも太ってしまって。
産んだらすぐ体型戻さなきゃと思いきや、出産後にまたすぐ2人目を妊娠。初めての育児で睡眠不足、自分の体型なんか気にする余裕なんてゼロ。なんとか二人の生命を育てなきゃって毎日頭がいっぱいで産後太りのまま時間が経ってしまった。
そんな子供たちも今では5歳と4歳になり、やっと自分の時間が少しずつ取れるようになり、38歳でまさかのグラビア復帰。糖質制限とストイックな運動で3週間で6キロ減量したものの、撮影が終わるとまた一気にリバウンド。髪も栄養が行き渡っておらずパサパサになってしまった。
もうこんなダイエットに振り回される人生は終わりにしたい。生活習慣そのものを変えて、過激なダイエットとは無縁の健康的な生活を送りたい……そう思い、色々なダイエット法を探し始めた。そしてたまたまTwitterで発見したのがこの『#金森式 断糖高脂質ダイエット』だった。
■「まずは10kg。あわよくば妊娠前の体重まで落としたい」
■妊娠で23kg増。無理なダイエットで髪がパサパサに
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企業グループオーナー。作家。断糖高脂質食で30㎏以上の減量に成功。現在は健康長寿の人類学研究に勤しむ。著書『運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速”脂”ダイエット』『120歳まで元気に生きる 最強のサプリ&健康長寿術』。ツイッター@ShigekiKanamori
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