『ポケモンGO』でおなじみ、携帯型ARゲームの元祖は? 今ではプレミアム価格に
2月20日に開催された『ポケモンGO』のイベント「Pokemon GO Tour:カントー地方」は大盛況で、TwitterなどのSNSでも『ポケモンGO』の話題がトレンド入り、コロナ下での運動不足解消にもなるなど全盛期にも劣らない盛り上がりを見せていました。
『ポケモンGO』は、ご存じのとおり位置情報ゲームで、現実空間とポケモンを融合したARゲーム(Augmented Reality、日本では拡張現実)として名高いゲームです。自分が今いる空間にバーチャル情報のポケモンを重ねて表示、スマートフォンを通して現実の世界をバーチャルで拡張したゲームとなっています。
同様のゲームは『ドラゴンクエストウォーク』や『ハリー・ポッター:魔法同盟』、『妖怪ウォッチ ワールド』など、さまざまなタイトルがスマホアプリでリリースされています。
こうしたARゲームは、スマホアプリだけではありません。任天堂を忘れてはいけません。
『マリオカート ライブ ホームサーキット』といったマリオカート型のラジコンとNintendo Switchが連動したARレースゲームを昨年登場させ、話題を集めたことを覚えている人も多いかと思います。
そもそもARが誕生したのは、今から約30年前の1990年。それ以来、産業や教育の分野でも大きく進化しています。生産ラインや工事現場では、メガネ型のウェアラブルデバイスが採用され、作業に関する注意点などをメガネ内に表示したりといったことも行われています。
また、google翻訳などのアプリではカメラを通して瞬時に文字を翻訳すると言ったこともできるようになっており、海外旅行や外国語の資料などを読み解く際にはとても重宝する機能だったりもします。あらゆる分野で取り入れられているARの今後の発展に期待したいところです。
このようにスマホやカメラ、ゲーム機と言った小型の電子デバイスが進化したことにより、ARはますます進化発展を続け、2007年に放映されたアニメ『電脳コイル』のような世界も、そう遠くないかもしれません。
スマホアプリだけじゃない!ARの広がり
約30年前に誕生、今後の発展は?
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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