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バラエティ番組がまさかのドラマ化。フィクションは“事実”を超えられたのか

テレビ東京の名物バラエティを完全ドラマ化

「ご自宅までのタクシー代をお支払いしますんで、家ついて行っていいですか?」  そんな、街ゆく一般人へのディレクターの言葉から始まるバラエティ番組『家、ついて行ってイイですか?』。それが今年、なんとドラマ化された。作品名もそのまま『ドラマ 家、ついて行ってイイですか?』だ。

ドラマ版でディレクター役を務めた主演の竜星涼。©️テレビ東京

“本家”のバラエティは、数奇な生い立ちやワケありな日常を送る一般人たちを追う内容がウリ。深夜番組として’14年にスタートし、全国ネット昇格、ゴールデン進出を経てテレ東の看板番組にまで成長した人気バラエティだ。ドラマ版では、本家で多くの反響を呼んだ“神回”を個性的な俳優陣で映像化したものだ。

名もなき一般人の想像を絶する人生

 カメラアングルなど当時のバラエティ版を完全に摸したバラエティパートと、物語の主人公となる一般人たちの人生を振り返るドラマパート、このふたつが交錯する構成となっている本作。現在は動画配信サイト「Paravi」で視聴可能だが、これが出色の出来なのだ。視聴後は「マジか……」と絶句せざるを得ない強烈なドラマだ。
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最愛の彼氏が実は……ある女性の壮絶すぎる過去
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