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ゴルフスイングで正しいアドレスを作る“たった一つ”の動作とは?/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数37万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

【前回を参照】⇒Lesson15

Lesson16 正しいアドレスの姿勢はどうやって身につける?

「ゴルフはアドレスに始まり、アドレスに終わる」  こんな格言を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。しかし、すでに16回を迎えたこの連載では、これまでアドレスについてほぼ触れていません。  僕のレッスンを受けにきた生徒さんや、YouTubeチャンネルの視聴者からも、正しいアドレスについて質問されることがよくあります。さらには、連載の読者の方からも「楽しみにしていたアドレスの解説がすっ飛ばされているのでは……」というクレーム(?)をいただいてしまいました(笑)。

ゴルフのアドレスに唯一無二の正解はない

 では、僕がこれまでアドレスについて解説しなかったのはなぜか。それは「これがアドレスの正しい形です」という“たったひとつの正解”が存在しないからなんです。  もちろん、正しいスイングをするために、アドレスはとても大切です。でも、ゴルフは一歩コースに出れば、平らなドライビングレンジとは違って、いろいろな傾斜からショットを打たなくてはいけません。当然、足元やボールの傾斜が変われば、状況に対応してアドレスの形も変わります。  加えて、たとえば同じ左足下がりの傾斜から打つにしても、どんな球筋、弾道で狙っていくのか。そこまでのスコアの状況を考え、アグレッシブに攻めるのか、それともセーフティに打っていくのか。そのときそのときで、いくつもの正解があるのです。  また、手足の長さや体格、体形によっても違いが出てきます。アドレスは実に奥が深くて、ひとつひとつ正確に語ろうと思ったら、それだけでぶ厚いレッスン本が一冊作れちゃうほど。
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アドレスの基礎中の基礎は「肩甲骨を嵌める」
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みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!

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