100円ショップの「USBグッズ」の実力は? 転送、充電速度を検証してみた
なにかと話題になりがちな100円ショップ製品。家電量販店やホームセンター、専門店などで購入したら、とても100円では購入できない様なアイテムまで販売されています。
いまや多くの現代人にとって必需品といってもいいパソコンやスマホ周辺機器も揃っていますが、本当に100円で購入しても大丈夫なのでしょうか? 気になるグッズを見ていこうと思います。
家庭やオフィスなど、パソコン周りで必ず使われるのがUSBハブです。挿しにくいUSBメモリなどを手元で挿せたり、ポート数を増やす為など、ひとつは持っておくと重宝するこのUSBハブですが、今では100円ショップでも購入が可能な時代になっています。特価で販売されやすいネット通販でも大手パソコンメーカー製品なら1000円ほどの価格帯となっており、100円ショップ製品は約10分の1の価格です。
こんなに価格差があるのなら100円ショップで買いたくなるのが本音ですが、実は100円ショップの製品には大きな落とし穴があるのです。現在USBの規格は「3.x」の時代となっており、USB規格が登場してから大きな進化を遂げ、転送速度は800倍以上も早くなっています。ガンダムに例えるなら「テム・レイの回路」。
余談ですが、実際にテム・レイの回路を模したUSB1.1ハブが20年ほど前にガンダムの一番くじで販売されています。20年前の当時ですら、今どき探すのも難しい「USB1.1専用!」と銘打っていました。
ですが、100円ショップで販売されているUSBハブはまさかのUSB1.1規格。有線キーボードや有線マウスといった入力機器の為に購入するのなら良いのですが、USBメモリなど他の機器を混ぜようと思ったら使い物になりません。USB1.1でも大丈夫な機器を取り付ける以外はきちんとしたUSBハブを購入するように心がけたいものです。
購入注意な「4ポートUSBハブ」
100円USBハブの大きな落とし穴
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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