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マツダの挑戦。直6エンジンでBMWやベンツに勝てるのか? CX-60試乗記

がんばれマツダ! 負けるなマツダ!

マツダが新型高級SUV CX-60を発売! 価格帯は299万2000円~626万4500円。同一車種なのに価格に倍近い開きがあるのは、4種類のパワートレインを用意しているから! 値段で言えば一番高いのはプラグインハイブリッドなんですが、週刊SPA!カーマニア軍団が注目しているのは、直6ディーゼルエンジン搭載モデル。マツダ渾身の直6エンジンを堪能してきました!
オートクラブ

MAZDA CX-60

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 茂呂幸正=写真 Photographs by Moro Yukimasa

マツダの直6は、BMWやベンツに勝てるのか!? いや、勝ってくれ!!

 直列6気筒エンジン。それは完全バランスを誇るカーマニア夢のエンジン。回転がウルトラスムーズで気持ちイイのである。週刊SPA!担当Kも、かつて直6のBMW525iを中古でゲットし、極悪燃費(リッター5㎞)と故障の嵐に耐えた。 「燃費なんていーんですよ、男の夢だったんですから! 買えればもう一度欲しいですよ、BMWの直6!」(担当K)
BMW525i

BMW525i ツーリング

 実は現在、直6エンジンを作っているメーカーは世界にごくわずかしかない。BMWのほかはメルセデス・ベンツぐらい。トヨタや日産など国産勢は20年前に撤退し、FF(前輪駆動)車にも使えるV6へと転身した。直6は現在、極めてゼイタクなエリート専用のエンジン形式なのである。  ところが! そこに突如としてマツダが参入した! ディーゼルだけど!
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なぜマツダが直6?
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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