カーライフ

マツダの挑戦。直6エンジンでBMWやベンツに勝てるのか? CX-60試乗記

なぜマツダが直6?

オートクラブ

日本人カーマニアとしては、直6エンジンでメルセデスやBMWと勝負するマツダCX-60を全力で応援します! そして大勝利の暁には、ロータリーエンジンの復活を!(担当Kの妄想)

 いや個人的には、加速も燃費もいいディーゼル大歓迎! BMWもメルセデスもディーゼルの直6を作ってるぜ!  なぜマツダが直6かと言えば、小メーカーの生き残り戦略である。高付加価値の大型車を売って利益を上げるためには、でっかいエンジンが必要だ。直6は、直4に2気筒付け加えれば作れるので、V6を新開発するよりは安上がり。ついでに気持ちもイイ。

逆張りの生き残り戦略

 電動化の時代に、なんで今さら直6なんか作るのか。「マツダは狂ったのか!?」という意見もあるが、クルマがそうすんなりとEV化するとは限らない。ある意味逆張り! それもまた一つの生き残り戦略である。  というわけで、マツダが新開発した直6の3.3リッター・ディーゼルターボエンジンは、48Vマイルドハイブリッドと組み合わされ、マツダのラージ商品群第1弾であるCX-60に搭載された。その出来栄えは、BMWやメルセデスに迫れたのか!?  たぶん、かなりイイのではないでしょうか……。
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燃費をBMWと比較すると…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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