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信長の野望が“位置情報ゲーム”戦線に出陣。ポケモン、ドラクエを超えられるか

『信長の野望』シリーズ初の位置情報ゲーム

 新たな位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』(配信時期未定)が、2023年3月30日配信の「『信長の野望』シリーズ40周年記念特番」で発表されました。コーエーテクモゲームス本家が手掛けるシリーズ初の戦国ウォークゲーム。ネットでは早くも“信長GO”や“信長ウォーク”という愛称で呼ばれ、「楽しそう!全国統一したい」「武将とお城はウォーキングゲームと相性よさそう」との声が上がっていました。  今回はこの『信長の野望 出陣』がどういったゲームなのか、そして、位置情報ゲームの天下を取れるのか、チェックしていきたいと思います。

歩いて領地を広げる戦国ウォーキング

信長の野望 出陣

外に飛び出して、戦国時代を体感する『信長の野望 出陣』公式サイト

 まだクローズドβテスト(4月12日~18日)の段階のため細かい変更もあると思いますが、ジャンルとしては現実世界を歩き、領地を拡大していく位置情報ゲーム。マップは「区画」(各町の丁目単位)というエリアで区切られ、CPUとの戦闘に勝つと自分の領地となります。  戦闘は武将の兵種「足軽」「弓」「騎馬」の三すくみがベースで、自動的に進みます。ただし、武将ごとに設定された特殊技「戦法」をタップで使う要素もあり。  特番での発表によるとプレイヤー同士での領地の奪い合いは基本的にないとのこと。シングルプレイでコツコツ領地を広げていくのがメインとなりそうです。ゲームを進めると、実際に足を運ばなくても武将を派遣して遠くの地を攻めることもできます。  マップ上には農民や武将がいて、そこに行って話しかけるのも歩く目的のひとつ。農民からは兵糧がもらえ、武将と話すと友好度が上がり配下となります。  基礎となるマップはアメリカの地図情報サービス「Mapbox」を採用。道は現代のものですが、スマホ内の風景は田畑が広がり戦国時代の雰囲気たっぷり。あちこち歩いて白地図を自分の領地に塗り替えていくのがゲームの軸となっています。もちろんガチャやイベントでの武将収集もプレイヤーのモチベーションとなり、そのあたりのコレクション要素もヒットの鍵を握りそうです。
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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