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初代『レイトン教授』がヒットした3つの理由。完全新作発表にSNSで歓喜の声が続々

『レイトン教授』久々となる新作

 2月9日に「Nintendo Direct 2023.2.9」が配信され、この春から夏にかけてのラインナップが一気に発表されました。なかでもツイッターのトレンドを賑わせたのが『レイトン教授』の完全新作『レイトン教授と蒸気の新世界』。2013年に発売された『レイトン教授と超文明Aの遺産』が『レイトン教授』シリーズ完結編という位置づけでしたが、SNSでは「シリーズが終わってなくてめでたい!」「早くナゾ解きがしたくてしょうがない!」といった歓喜の声があふれていました。  今回のコラムでは、シリーズ第一作『レイトン教授と不思議な町』を振り返りながら、『レイトン教授』がヒットした理由を探っていきたいと思います。
レイトン教授と蒸気の新世界

久々の登場となる新作『レイトン教授と蒸気の新世界』ティザーサイト

脳トレブームのなか登場した初代

『レイトン教授と不思議な町』がニンテンドーDSソフトとして発売されたのは2007年2月。当時は、川島隆太教授監修の『脳を鍛える大人のDSトレーニング』(2005年)が大ブームとなり、『やわらかあたま塾』(2005年)や『漢検DS』(2006年)が続くなど脳トレブームのまっただなか。『レイトン教授と不思議な町』もその流れのなかで登場した一本でした。  しかし、単なる脳トレソフトに終わらず海外でも支持され、国内外で計400万本を超えるヒットに(国内累計出荷本数100万本突破、海外累計販売本数317万本)。その後シリーズとして定着し、コラボ作品『レイトン教授VS逆転裁判』(2012年)もリリースされました。
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『レイトン教授』の魅力とは?
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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