飲み会中に「ウザい」と思われるNG会話例。自分語りでも嫌われない方法が
3月13日からマスク着用が「個人の判断」となり、週末ともなれば繁華街は大いに賑わっている。ようやくかつての日常を取り戻してきた印象があり、今年度は歓送迎会を行う企業も少なくないのではないか。
ただ、憂慮されるのは3年間に及ぶ空白期間。厳しくなる一方のコンプラによって会話の糸口を掴むのが大変になった。そして“若者の飲み会離れ”や“飲みニケーション不要論”が声高に叫ばれるのも耳が痛い。どういった立ち位置で酒を酌み交わすべきか、悩みは尽きない。ハメを外して総スカンなんて状況は絶対に避けるべきで、せっかく設けられた場だからこそ有意義にしたいものである。
そこで、飲み会での「正しい振る舞い方」や「嫌がられない誘い方」について、青山学院大学兼任講師で、『勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい』(光文社)の著者である前川孝雄氏に話を聞いた。
大前提として、「飲み会はそもそも必要なのか」を尋ねてみると、「ハラスメントが起きやすい職場の特徴として、“コミュニケーション不足”が挙げられます。本人にハラスメントをしている意識はなくても、ちょっとした言葉のあやで『ハラスメントされた』と思われるケースは少なくありません。コミュニケーションを促す選択肢の一つとして、飲みニケーションは有効です」と答える。
「コロナ禍を契機にリモートワークが普及しました。ただ、最近は“オフィスの価値”や“集まる意義”が見直されるようになっています。いろいろな価値観の上司や部下が関わりあうことによって、チームワークが高まったり、イノベーションのきっかけを生み出したりなど、様々な効用をもたらします」
続けて、「人的資本経営が重視されるなか、企業価値においては損益計算書や貸借対照表などだけではなく、働きがいやエンゲージメントといった“数字には表れない部分”への意識も高まっています。そのため、『懇談会をやる場合の予算をつけましょう』という動きも見られるようになりました」と時代のトレンドを語った。
コミュニケーションの在り方が再定義されている
“数字には表れない部分”に注目が
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