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脱サラして不動産投資家になった男性、年間家賃収入は1200万円超え。70万円のボロ物件も利回り94%に

だれも住まないようなボロ戸建てを最低限のリフォームで貸し出して、成功している投資家たちがいる。彼らの成功術に迫った!

人気を集めている古民家投資

古民家投資 築年数が古い物件を安く購入し、貸し出す「古民家投資」が人気を集めている。物件の購入代金とリフォーム代を合わせても100万円で収まる事例もあるなど、初期費用の低さが何より魅力。それゆえ、うまくハマったときの利回りは50%超も見込めるという。  ’16年から古民家投資を続けている脱サラ不動産投資家のふかぽん氏は、銀行からの借り入れがゼロで、1000万円以下の築古戸建てをこれまで購入してきた。ふかぽん氏は「利回りが50%以下の投資は絶対にしません」と豪語する。 「茨城県結城市のぼろ戸建てを70万円で購入し、家賃5万5000円で貸しています。利回りは94%ですね。戸建ては長期間入居してもらえることが多く、管理の手間がかからないのが魅力。築古のぶん、家賃は周辺相場の3分の2に設定しています」
ふかぽん氏

ふかぽん氏

主な仕入れ先に特別なルートはありません

 ふかぽん氏は現在、茨城県古河市を中心に古民家投資を行っている。管理している物件数は25軒ほど。年間の家賃収入は1200万円を軽く超えるという。収益性を高めるため、さぞ血のにじむような努力を積んでいるのだろう――と思いきや、ふかぽん氏の手法は極めて王道だった。 「物件の主な仕入れ先に特別なルートはありません。ネット検索や不動産業者からの紹介など、ただ当たり前のことをしているだけ。 そこで仕入れ値が100万円以下だったら、すぐアポを取り、現地へ。水道ガスのインフラ整備をチェックし、周りにコンビニやバス停、駅があるかなど最低限の住宅環境は確認します。問題なければ即購入ですね」  築古戸建ては長年誰も住んでないことが多い。リフォームの必要性はないのか?
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