平日昼下がりにハメを外す…中年たちの“既婚者パーティ”に潜入「妻以外の人を見てみたい」
既婚者パーティ(既婚者合コン)という言葉を知っているだろうか? 建前上は既婚者同士の交流会だが、そこは男と女。なかには不倫相手やセカンドパートナーを探している人もいると聞く。飲み会への風当たりもだいぶ穏やかになってきた今日この頃、6月平日に開催された既婚者パーティに女性ライター(30代)が潜入した。いったいそこではどんな男女の駆け引きが繰り広げられているのか――。
筆者が参加したのは、「ハイスペック男性との飲み会」を謳ったパーティ。集合時間に会場を訪れると、すでに女性が入り口に集まり受付の手続きをしている最中だった。オフィスカジュアル的な服装の人はおらず、みな巻き髪に花柄ワンピースといった華やかな出で立ちのアラフォー・アラフィフである。
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華やかな出で立ちのアラフォー・アラフィフ
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受け付け順に店内に通され席で待機するも、開始時刻になっても男性は1人も現れない。どうしたものかと不思議に思っていると、ポツポツと男性が集まってきて、10~15分後に運営スタッフによる乾杯の音頭で会の始まりが告げられた。
各テーブル、女性が1、2名ずつ、男性は2、3名ずつ配置され、すべての異性と話ができるように、男性が席を順番に移動するシステムになっている。ちなみに筆者は、女性1名のテーブルに配置された。一巡目の対戦相手は、ダンディな50代男性と塩顔の40代男性だ。ダンディはこの類のパーティに約20年前から足を運んでいるという。
「いつも会社を休んで参加しています。夜スタートだと時間を持て余しちゃうから、昼間スタートがちょうどいい。夕方から二次会に行ってもいいし、当日飲み会が入ったらそちらにも行けるしね」(ダンディ)
聞けば2人とも会社員で、有休を取ってパーティに参加しているとのこと。筆者が申し込んだパーティの募集要項に「医師・経営者限定」の文言があったのに、職業が違うとはどういうことなのか。下世話ながらそのことについて尋ねてみたところ、「僕らが申し込んだのは、その後の会ですよ。10分違いで同じ場所で募集がかけられていたはず」との回答が。
そういえば、開始時刻が10分遅い会には「容姿端麗、若く見られる女性」と書かれていたため、応募をためらった記憶がある。筆者が申し込んだ「ハイスペック男性」の会が14:00〜16:00とすると、「容姿端麗な女性」の会は14:10〜16:10というアナウンスがされていたのだ。
男女それぞれにとって引きのいいワードを並べることで、「ハイスペック男性」の会には女性が、「容姿端麗な女性」の会には男性が集まり、それぞれの会への参加者が少なかったとしても、1つの会にまとめることができる。男女比の偏りは多少ありつつも、パーティとしてのテイをなすというわけだ。
同時間帯・同じ店で開催されるカラクリ
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