更新日:2023年09月12日 16:49
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“薄毛タイプ別”ヘアセット3選、専門美容師が伝授。薄毛が目立たない髪型は「ドライヤーが9割」

 年を重ねるごとに目立ち始める「髪の薄毛」。おでこが広くなったり、全体的にボリュームが少なくなったりなど、気になるところは人それぞれだ。
RELIVE吉祥寺

オーナーの益満千尋さん(左)と栗田卓弥さん(右)。2人とも美容師歴は10年以上。益満さんは店舗経営やヘアコンテスト出場など、美容師としても経営者としても経験豊富

“薄毛の男性向け完全個室美容室”として、毎月100人ほどの薄毛に悩む新規顧客と向き合っている美容室「RELIVE吉祥寺」。前回の記事ではその開業の経緯を聞いたが、今回はオーナーの益満千尋さんが、薄毛のタイプ別に似合う髪型やヘアセットのコツを教えてくれた(以下、益満さん談)。 【前回記事を読む】⇒10代からの薄毛の悩みも…毎月100人の新規客が来る「薄毛男性専門ヘアサロン」が予想外の反響だったワケ

「M字型」の薄毛は両サイドの髪でカバー

薄毛

写真は、前髪がすだれのようになっている「すだれM字前髪」。おでこが広い人ほど、M字型の薄毛が目立ちやすい(RELIVE提供)

「薄毛になってきたかも……」と思う男性の多くは前髪部分、つまりおでこの生え際の薄さから気になり始めることが多いです。正面から見える部分なので、自分でも変化に気づきやすいんです。  いわゆる「M字型」と呼ばれるこのタイプは、両サイドの髪を前方に持ってきてM字部分をカバーするのがポイントです。ツーブロックにカットすることで、前髪に持ってきたサイドの髪とバランスを取れて、よりおしゃれで自然に見えます。

「O字型」はつむじの位置を変えてカバー

薄毛

つむじの位置を移動させることで、薄毛が目立ちにくくなる(RELIVE提供)

 頭頂部の毛が薄い「O字型」は、そこ以外にある毛の量によって、似合うカットが異なります。頭の前後の毛量が多い場合は、そこから髪を中央に持ってきて、髪が頭頂部で重なるようにカットします。  また、薄毛が進行するとつむじの毛が割れて地肌見える「つむじ割れ」が起きるため、つむじを薄毛が目立たない場所に移動させることもあります。つむじ割れを防ぐにはドライヤーで髪をしっかり濡らしたあと、頭頂部にある毛の根元を起こして持ち上げるようにして乾かしてください。根元から毛が立ち上がってボリュームが出ます。  O字型の場合、髪質が柔らかかったり量が少なかったりしたら、短髪にして頭頂部をカバーすることもあります。頭頂部分の毛を長く残したままだと、髪の重みですだれのようになり、頭皮が見えたりぺたっとしたりして厚みがなくなるからです。  このような場合は、頭頂部の長い毛を切って、髪自体を持ち上げて厚みを増やし、サイド部分も頭頂部の長さにあわせてカットします。加えて、頭頂部以外の髪が薄い部分に集中するようドライヤーで乾かすことが大切です。
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薄毛が広範囲に広がっているときは…
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IT企業の広報兼フリーライター。元レースクイーン。よく書くテーマはキャリアや女性の働き方など。好きなお酒はレモンサワーです
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