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知らないと損する「海外旅行チケット」手配のコツ。旅行代理店の利用は得か損か

 コロナ禍が落ち着き、海外旅行者が増えてきた。久しぶりの旅立ちは期待度が高いだけに良い思い出とともに終わらせたいものだ
海外 旅行

※画像はイメージです(以下同じ)

 この数年で旅行形態は変わったといえる。他者との接触を恐れて集団移動は減り、個人や小グループでの移動になっている。コロナ禍が完全に終息していない中では、旅行会社は海外へのパッケージツアーを作っても売れない傾向が続いている。  そこで、個人で海外旅行を手配する場合に役立つ情報を、航空ジャーナリストの立場から紹介したい。

パッケージ旅行の復活はまだ先

 海外旅行者数は増加傾向だが、旅行会社が造成するパッケージツアーは伸びていない。それがわかる数字がある。観光庁が発表した2023年7月の国内旅行事業者43社の「旅行取扱状況」で、海外パッケージツアーと言われる「募集型企画旅行」の取扱額は約63億円と発表された。  2019年同月では約351億円であることから、およそ18%しか回復していないことになる。同じく観光庁のデータから、日本人の出国者全体数は89万1600人であり、2019年の165万9166万人に対して53%になることがわかる。パッケージツアー以外であればより多くの人が渡航していることになる。  それでは、個人で海外旅行を手配する場合にどのようにしているのか、旅慣れた人の手配方法から初心者向けへと順に説明してみたい。

エアライン公式がいいのか

 旅行会社での手配の場合、「航空券」の発券において欠航や大幅な遅延の時に、エアラインに問い合わせると、必ずと言っていいほど「発券した旅行会社に聞いてほしい」という回答になる。旅慣れた旅行者は、この回答に不満が残る。よって、手間はかかっても航空会社の公式予約サイトから手配する者も多い。  しかしこれは旅慣れた人ならたやすいのだが、利用するエアラインを先に特定する必要がある。目的地が決まっており、経由便も含め就航するエアラインを知っていればすぐにエアラインのサイトに到達するのだが、それを知らず「比較」したい場合はどうするか。
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エアラインから比較したい時は?
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航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing

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