黒のワゴンからおりてきた男が窓ガラス越しに…40代女性が駐車場で遭遇した恐怖
時間がないときや次の予定があるときなどは、つい焦ってしまいがち。けれど、「ちょっとした焦りが、トラブルの火種になることもあるので注意してほしい」と警鐘を鳴らすのは、自身が勤める会社の休憩時間に嫌な思いをしたという森野小夜さん(仮名・40代後半)。
「繁忙期が続いていたある日のこと、お弁当をササっと食べて時計を確認したら、どうにかギリギリ休憩時間中に銀行に行けそうな時間でした。繁忙期が続いて、振込や入出金の確認などができていない日が続いていたため、すぐに車を出して銀行へ向かったのです」
銀行の混みやすい五十日(ごとおび)ではなかったが、駐車場は混雑。停車できないかもしれないと思いながら駐車場を徐行していると、1台だけ空いている駐車スペースを発見。上機嫌で車を入れようと思ったときだった。
「目の前にいる黒いステーションワゴンが視界に入ったのです。でも、向こうは私が駐車場をみつけたあとに、向こうの角から曲がり込んできて、目の前に現れた感じでした。なので、私のほうが先にスペースをみつけたのは明らかだったのです」
そのため、昼休憩の終了時間にも追われていた小夜さんは、とくに躊躇することなくハザードランプを点灯。駐車スペースに駐車しようと、まずゆっくりと前進させた。すると、黒い車の運転席に乗っていた若い男性が、何か怒鳴っているように見えたとか。
「でも、隣に座っていた若い女性に宥められている様子だったし、あまり深く考えずにバックして駐車。そのときはそれ以上、何かを言われるということもありませんでした。そのため、私はそのまま銀行へ」
そして手続きをしていると、黒い車に乗っていた女性らしき人も銀行へ入ってきたため、「車、止めることができたのか、良かった」と思ったという。けれど、用事を済ませて車へ戻ったところ、小夜さんの車の前には黒い車が通せん坊をするカタチでとまっていたのだ。
小夜さんの勤める会社は、いつもピッタリ1時間の休憩があるというわけではない。業務が忙しいときには、40~50分ほどしか取れないことも多い。けれど、子供の熱が出たときや習い事の送り迎えなどには寛容な職場だということもあり、不満はないのだとか。
休憩時間に銀行にササっとで移動
先にスペースを見つけたので停車したら
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
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