更新日:2024年03月25日 11:38
恋愛・結婚

“セレブのおつかい役”の銀行員に見る「平凡なのに、なぜかモテる男性」に共通する3つの特徴

「どうしてあんなやつがモテるんだ?」 そう首を傾げた経験は、誰もがあるのではないだろうか。彼らは容姿端麗というわけではなく、お金持ちとも限らない。その謎を解く鍵は、筆者(綾部まと)がメガバンク勤務時代に見てきた、“おつかい”役の男性行員たちにある。

金持ち女性に生活費を届ける、通称“おつかい”役の男性行員たち

日本人ビジネスマン

※写真はイメージです。以下同

キャッシュレス化が進んでいるが、未だに「生活費は現金で」という人たちも一定数いる。特にその割合は地方や高齢者に多い。 筆者は新卒でメガバンクに入行し、地方店での勤務経験がある。その際に、取引先の社長に先立たれた裕福なマダムに毎月生活費を届ける、通称“おつかい”と呼ばれる業務があった。その役割を担う男性行員は毎年、店から一人選ばれていた。 マダムの生活費は、毎月100万円。慈善団体に寄付をしたり、付き合いで女友達と海外旅行へ行ったり、孫に渡したりと、何かと入り用らしい。月の途中で「足りなくなったから、追加で持ってきてちょうだい」という電話もあった。 銀行としては、重要な取引先である。男性行員が粗相をして、彼女の機嫌を損ねた日には、信金や地銀に取引を奪われかねない。「おつかい役を誰にさせるか」という議論は、支社長を含む次課長会で、慎重に重ねられてきた。 おつかい業務は、地方の田舎の店に限らない。東京都内の店でも、おつかい役の男性行員は存在した。高額の現金を運ぶ時は、防犯面から2人1組で行動することが多い。筆者は彼らに帯同して、どう女性の前で振舞っているかを実際に見てきた。そんななかで、おつかい役に選ばれる男性には共通点があることに気づいた。今回は彼らの3つの特徴を説明する。

モテる男性の特徴①「相手の目を見て話を聞く」

“イケメン×金持ち×話し上手”という、婚活市場で無双するタイプの男性は、かつては商社やマスコミに行き、今は起業を見据えて外資系コンサルかメガベンチャーへ行く傾向にある。銀行で働くのは、卒業アルバムで「こんな奴いたっけ?」となるような、イケメンでも金持ちでもない、“平凡な男性”である。 また、半沢直樹の影響か、銀行員は話し上手と思われがちだが、実際は人と話すのがそんなに好きではないタイプが多い。ドラマや小説では物語の特性上セリフが多くなっているだけで、本来の銀行員の仕事では、聞くことに徹するからだ。おつかい役でも、話し上手はまず選ばれないし、むしろ真っ先に除外される。選ばれるのは“聞き上手”なのだ。
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女性は自分の話をよく聞いてくれる人に惹かれる
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ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

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