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「これ犯罪だからな」入社数ヶ月で辞めた新入社員がたくらんだ“とんでもない行動”

 2024年から始まった政府肝入りの「新NISA」。節税のメリットがあるなど一昔前は敷居の高かった投資がどんどん身近なものになっています。今回取材してきたのは、大学時代に投資デビューを果たしたという新入社員が起こしてしまったとんでもないエピソードです。
新入社員

※画像はイメージです

かつてないタイプの新入社員

 今回話を聞いたのは、老舗の食品加工会社で営業企画部長の川口さん(仮名・38歳)。川口さんの会社では新製品の開発に力を入れていて、積極的に新卒採用をしています。 「実は、定番商品の売り上げがここ数年右肩下がりで、現代のニーズに合った新商品の開発が課題でして、従来の採用方法などを見直すことにしたんです。福利厚生や待遇の見直しを行い、幅広い学部への訴求も積極的に実践した結果、今年はかつてなかったタイプの人材が集まってくれました」  入社した中でもMくん(23歳)という男性は、今まで会社では見かけなかったタイプで、大学では心理学を専攻し、所属していた株式投資サークルでは、株関連の情報誌から取材を受けるなど、川口さんも期待していたそうです。

少し気になる言動と行動

 予想通り、Mくんの仕事ぶりは目を見張るものがあったといいます。ただ、少し気になる点もあったようです。 「彼は仕事について、気になったことや改善点を積極的に提案してくれるんです。ただ、やたらと新製品情報や、商品のリニューアル情報を聞いてくるんですよ。先日も、一緒にランチを食べた時に他社の類似商品について勝手に語り出して『川口さん、ウチの会社は対抗しないんですか?』ってね」  それ以外にMくんは勤務中にもかかわらず、時々社内、特に会議室の辺りを徘徊していることがあるそうです。特に最近は、用もないのに会議室に入っていく姿を川口さんは目撃していて、なんとなくイヤな予感がしていたそうです。
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ボイスレコーダーの忘れ物
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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