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優秀な新入社員がいきなり行方不明に…女性上司との間にあった“まさかのトラブル”に仰天

 一時期、話題になった退職代行サービス。いったいどんな人がどのような理由で利用しているのでしょうか。今回は、実際に退職代行サービスから連絡を受けた人事部長が体験した、新入社員のびっくりエピソードです。

インターンシップに参加した工学部のオタク学生

 話を聞いたのは、中堅のシステム開発会社で人事部長をしている宮内さん(仮名・39歳)。その年のインターンシップに参加した柿原裕也くん(仮名・23歳)は、ここ数年でもダントツに優秀な新人でした。 「いかにもパソコンオタクって印象でしたね。国立大学の工学部出身で頭は良かったし、プログラミングの能力はずば抜けて高かったと思います」(宮内さん、以下同)
女性上司と新人

画像はイメージです(以下同)

 柿原くんを担当する中村祥子さん(仮名・34歳)は、既婚女性の美人エンジニアです。笑顔がステキで面倒見の良いタイプで、おまけに社内でもトップクラスの技能を持つスペシャリスト。しかも柿原くんと同じ大学出身でした。 「短期間ですが、柿原くんは中村さんのもとで課題をどんどんこなしていたようです。協調性に多少難はあるものの、優秀で中村さんも満足していました」

入社日には別人のような姿で現れた

 柿原くんはその後、満場一致で内定をもらい、内定者アルバイトに参加します。そこでは、中村さんがリーダーを務めるシステム開発部でしばらく働きました。 「柿原くんは内定者バイトでも評価が高かったです。ところが、入社当日に目にした彼は、かなりのイメチェンぶりだったんです」と宮内さん。 「目を疑いました。あれ?こんな人採用したっけ?って思ったぐらいに。ヘアスタイルからスーツの着こなしまで、まるで男性ファッション雑誌の表紙のような人物と化していました」  見た目の激変ぶりだけではなく、日を追うごとに謎の行動も目立つようになりました。 「仕事中に中村さんの方を見つめることが多く、頼まれもしないフルーツをランチタイムに差し出したり、食後のコーヒーを淹れたり…。あと、香水の匂いが強くなりましたね」  他のスタッフも彼の奇妙な行動に少しずつ気づき始めました。
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サーバールームの中から女性の怒声が…
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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