更新日:2013年04月15日 12:41
デジタル

中高時代はゲームに興味がなかった 『初音ミク -Project DIVA- f』プロデューサーが語る

ゲーム業界のキーパーソンが登場! 【 トップクリエイターの仕事場】 ◆【前編】 「セガ入社」 初音ミク -Project DIVA- f『初音ミク -Project DIVA- f 』のプロデューサーの林です。トップクリエイターとは恐縮してしまいますね。普通の人代表で頑張ります(笑)。  僕が、初めて自分でゲーム機を買ったのは、ちょっと遅くて大学生の頃。ゲームウォッチやファミコンブームを横目にしつつ、中高生時代はなぜか「興味ないよ」っていうふりをしてました(笑)。その代わり、小説やマンガ、アニメにのめり込んでましたね。  就職も、実はおもちゃ業界に行きたいと思っていました。その候補の中におもちゃメーカーという顔もあったセガも入っていたんです。だから、セガのゲームのことはほとんど知らなかった。セガを受けに行ったとき、ゲームのBGMが流れて、「皆さんは当然この音楽はご存じだと思うんですけど」と社員の人が枕で言ったんですけど、僕は聞いたこともなかった(笑)。慌ててゲームセンターに行きました。いい加減な就職活動の実態が、今バレてしまいましたね。  セガに入社してからは、セガのハードに参入したソフトメーカーの会社の対応を長く担当しました。そのときにたくさんのタイトルに関われたのが、今でも僕の財産になっています。こちら側の評価が高くても、実際には売れなかったソフトもある。その理由をユーザー側に立って考えるのが、すごく勉強になりました。  今は、プロデューサーという立場ですが、やはり、ユーザー目線は大事にしています。それからもうひとつ、こだわっているのが「言語化」。キャッチフレーズやシステム名がすっと言葉になるか。それができないならどこか軸がぶれている。他人に伝えるためにも、客観的な物差しを作るという意味でも言語化は重要です。 【後編】に続く⇒https://nikkan-spa.jp/282950
「初めてミクを見たとき、マクロスに出てくるあれだ!と思った」
【林 誠司氏】 セガ所属。『Project DIVA』シリーズの立ち上げから関わる。第一作では、ディレクターを担当し、本作では、クリエイティブプロデューサーを担当
初音ミク -Project DIVA- f

発売にあたり、さまざまなイベントを開催!詳しくはHPから!(http://miku.sega.jp/f/)

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初音ミク -Project DIVA- f

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