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『バイオハザード6』プロデューサーの「仕事の原点」とは?

ゲーム業界のキーパーソンが登場! 【 トップクリエイターの仕事場】

◆【前編】 「仕事の原点」

平林良章氏 初めまして、『バイオハザード6』のプロデューサー・平林です。僕の仕事の原点は、大学時代に初めて経験した芝居にあったのだと思います。何でやろうと思ったかはもう忘れてしまったんですが、多分かわいいコに勧誘されたからではないでしょうか(笑)。

 その後は、早々に役者の目はないと気づき、脚本や演出をやったり、宣伝やチラシを作ったりしていました。お芝居に関わってからは物の見方が変わりましたね。それまでは普通に見る側の人間だったので、表現されたものを見て終わりでしたが、人に見せる側に回って「お客さんを楽しませるとはどういうことか?」、未熟なりに考える時間が増えました。1000円しない値段でやっていたお芝居でしたが、お金を取って見せるということに関しても、創る上で絶対に押さえるべきライン、線引きができたように思います。見せるではなく“魅せる”ことを意識する原点がココにあったと思います。

 カプコンに入社したての新人の頃は、山ほど失敗していた気がします。その中でも印象に残っているのが、修正の仕方。たとえば、赤を青に修正しろと言われとします。でも僕は赤がいいと思っているので、オレンジ色に変えたりして、ちょっとずつ青に近づけてチェックに出すんです。そうしたら何回目かですごく怒られて……。「君はオーダーをかけている人の意図が汲み取れていないね」と。

 結局、問題点を少しだけ修正するのではなく、その根本を理解して、正しいかどうかわからなくても振り切ってみる。このほうが時間もかからないし、振り切った先に何か得られることも多い。最近、自分が修正をお願いする立場になったので、新人の頃にそんな経験があったのをよく話しています。

【後編】に続く⇒プロデューサーが教える『バイオハザード6』の楽しみ方
http://nikkan-spa.jp/306310


バイオハザード6

サバイバルホラー『バイオハザード6』(PS3/Xbox 360)は、発売中

【平林良章氏】
’01年、カプコン入社、デザイナーとしてGC版『バイオハザード』からシリーズに携わる。最新作『6』では初のプロデューサーを担当

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