更新日:2021年12月19日 08:11
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コスROMだけじゃない「フェチフェス03」記者も“フェチ”を体感

―[フェチフェス03]―
 1月26日、フェチをテーマにした展示・即売イベント「フェチフェス03」が東京にあるスタジオで開催された。会場の地下から6階までのフロア(2階除く)では、様々なジャンルのフェティッシュな写真集やROM、グッズが販売されており、集まった来場者は650人を超えたという。  売り子をしている女性たちは、特定のパーツが強調されたセクシーな服装や、拘束具や縄で縛られた格好をしている人が多い。商品を購入すると、数分間の撮影できるサークルもあり、ブースまわりでは参加者のファンが集まっていた。アニメコスプレをセクシーにアレンジした衣装の参加者もいるが、テープや紐などで局部や乳首を隠すような、個性的な衣装も見られた。  また、商品の販売や撮影だけが、フェチフェスの醍醐味ではない。リアルなイベントだからこそできる、来場者体験型の企画も多数用意されている。なかでも、見た目のインパクト抜群のバキュームベッドを500円で体験できるサークルが注目されていた。バキュームベッドは、口の部分だけが開いているゴム製の袋に入り、掃除機などによって空気を抜いて真空状態を楽しむもの。体のラインがくっきりと浮かび上がり身動きが全くとれないという特殊な状態に興奮するという。
バキュームベッド

バキュームベッド初体験の記者。インナーやあばらまでクッキリ

 さっそく記者も挑戦してみることに。まず、ベッドの上で上下の服を脱ぎ、全身タイツのような上下のインナー+靴下姿に。袋を横から開けてするすると入って行くと、ぼんやりと明るい狭い空間で落ち着く。呼吸用の穴から唇を出すと、袋が閉じられ、掃除機のスイッチがオンに。脚や手からゴムが張り付いてきて、段々と身動きがとれなくなってくる。「呼吸できますか? 耳痛くないですか?」と何度も確認してくれるので、安心感もあった。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/575098/ff3_01  しばらくすると、周囲の人の声が小さくなってくる。袋のなかの空気がなくなり、耳にもゴムが張り付いてきたのだ。そして、全身が動かせなくなる。口は開いているものの、頬の筋肉が動かしにくいため、話しにくい。かろうじて動く舌をペロペロと出していると、耳元や脚、脇腹、乳首の周囲に誰かの指が触れた。ソフトタッチされてくすぐったいが、動けない。
渡邊みり

渡邊みり(フェチフェスガール)らにバキューム体験。記者は放心状態に

 外からうっすらと聞こえる声から人の気配も感じるが、顔も出ていないため、恥ずかしさは思ったよりもない。自分の意思で動けず、肉の塊、人ではなくただのモノになったような不思議な感覚となった。されるがままに、触られる。外から見られている。その状況に、正直興奮した。股間付近に意識を集中していたら、あと数秒で危ない状態に形態変化するところであった。  終了し、空気が入っていくと、だんだんと体の感覚が戻っていく。少しずつ音も聞こえるようになっていき、今日取材で来ていたことを思い出す。袋から出たあとは、放心状態となっていたが、他のサークルの体験企画ものぞいてみることに。  すると、男性の悲鳴が聞こえるブースを発見。アミューズメントマーケット プレジャによるブースでは、DVDを購入すると、女性2人による顔面騎乗責め数分と、2人がプレイ中に使っていたパンティをもらえるという、驚きの体験が提供されていたのだ。完全拘束顔面騎乗椅子「ピンクダックス」と名付けられた装置は、Mビデオレーベル「ヤプーズマーケット」などを手がけるフェティッシュプロデューサーユニット「チーム凛龍(りんりゅう)」が制作したもの。
顔面騎乗

DVD購入特典の顔面騎乗

 DVD購入者が装置に拘束されると、2人から激しい責めが始まる。頭も固定された状態で顔面騎乗されつつ、お腹をムチで叩かれたり、股間をヒールで責められたりすると、悲鳴をあげてよがる。脚を動かそうものなら、ムチがさらに激しく振り下ろされる。  体験した男性は、「たまにSMクラブに行ってこういう体験もするのですが、今日のは特別。本当に辛かったです。全く逃げられない状態なのが最高です。またぜひやりたいです!」と汗だくで腹には多数のアザを作りながらも大満足気であった。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/575098/ff3_03  ほかにも、キャットファイターによるローションプレイ(腕のマッサージ)10分2000円や、プロレス技をベッドの上でかけられる5分2000円、黒髪触り放題1分500円など、さまざまな体験型企画が用意されていた。黒髪触り放題 を提供していた口枷屋モイラさんは、「注意書きなども用意していたのですが、みなさん本当に紳士で、変なことはされませんでした。むしろ、緊張していたのか手が震えている方もいました」とコメント。  “変態という名の紳士”という言葉があるが、サークル参加者、来場者ともにフェチに対して真剣だからこそ、紳士・淑女の集まりとして、イベントが継続されているのだろう。フェチフェスは今回で4回目(昨年11月にはリョナをテーマにしたリョナフェスが開催)。今後も参加者が増えていきそうだ。 <取材・文・撮影/林健太>
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