安い中古ドイツ車を買おうと思うなら、“捨て犬”を拾うくらいのボランティア精神が必要
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
激安商品が欲しい人にはおなじみの価格.comが、ユーザーに対して行ったアンケート調査では、冬のボーナスの推定平均支給額は58.5万円。前年比で1.4万円(2.5%)増えたそうです。ローン返済などボーナスの使い道は決まっている、という人も、こんなステキなクルマだって激安で買えちゃいますよ!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
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MJ:3月にタダであげたアルファ147だけど、その後調子どう?
担当K:最高です! MT車の楽しさはもとより、最近はヤフオクで激安入手したマフラーとかヘッドライトを交換して、ますます最高になってます。
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MJ:やっぱり激安中古ラテン車は、ちょっとした心構えさえあれば最高だよな。
K:小さな異音がするとか、警告灯がつくくらいは、動揺せずに自然治癒を待つ。その心構えですね。MJさんの初BMWはどうです?
MJ:……オレはあれを買って、中古ドイツ車に掘り出し物はない!という真実を知ったよ。
K:えっ!? 335iカブリオレの認定中古車で266万円って、掘り出し物じゃないですか。
MJ:でも、納車当日にATがブチ壊れたろ。保証で直してくれたから良かったけど、それはラッキーだっただけ。1年と1日後だったら修理に100万円近くかかってた。最近のドイツ車は耐久性がないね!
K:中古ドイツ車に泣かされ続けてきた僕に言わせれば、昔からですけど。
MJ:オレは、クルマってのは基本的に10万kmは持つように作られてると思ってたんだけど、今のドイツ車は6万~7万kmでいろんな部品の寿命が来るらしい。
K:しかも部品が高いです。
MJ:ドイツ車らしい精緻な高品質感を味わうには、3万km台までかな。でもそうするとどれも高い。掘り出し物なんかないんだよ!
K:ウチの7万km超えのBMWも、オルタネーターがパチパチ鳴ってます。そろそろ不穏な空気が……。来春の車検では修理や部品交換で数十万円いきそうです(涙)。
MJ:今回は中古ガイシャの聖地・横浜市都筑区の店を巡ったけど、気分がアガる中古ドイツ車の掘り出し物と言えば、996型ポルシェ911と先代BMW Z4だけだったな。
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