更新日:2017年11月27日 20:04

小さな支援。GWは全線開通した常磐道で福島県浜通り観光へ

常磐道の常磐富岡IC-浪江IC間の14.3kmが、3月1日に開通。3年遅れで、ついに常磐道が全線開通しました。このあたりは今なお帰還困難区域もあり、常磐道から見える景色は、汚染土が詰まった黒い袋と被災した家屋ばかり。常磐道を走る際は、景色や沿道の線量表示モニターに注目しすぎて、前方のクルマにぶつからないように! 清水草一=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu ◆交通事故のほうが1億倍リスクは高い。帰還困難区域を横切る常磐道を走ってきた【後編】⇒【前編】はコチラ  鼻血も出ないまま帰還困難区域を通過し、「南相馬鹿島SA」へ。  ガソリンスタンドはけっこうにぎわっていて、週末はお客さんも多数とのこと。敷地にはステキな売店&レストラン棟が建設中だった。GW直前にオープンするそうです。よかった。
常磐道

南相馬鹿島SAは、現在、売店・レストラン棟を建設中で、GW直前の4月下旬にオープン予定となっている

 代わりにJR相馬駅前の評判のそば屋でグルメを堪能し、風光明媚な松川浦へ。  津波の爪痕でいまだズタズタながら、福島県浜通り地方に観光に行くことは、小さな支援になると信じたい。  帰路は国道6号線を通過し、福島第一原発の一部を初めて遠望した。日本人として、この現実から逃げるわけには行かない。最大のリスクたる交通事故に注意して、みなさん走ってみましょう。 常磐道
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