更新日:2017年11月27日 19:55

なぜか劣等生扱いの日産に必要なのは少年ジャンプ的わかりやすさだ!!

「この道を行けばどうなるものか(中略)、迷わず行けよ、行けばわかるさ」、とアントニオ猪木も言っておりますが、モノづくりは迷いの連続でございます。それでもトヨタのような絶対王者はともかく、マツダ、スバルなどは己の道をまい進し絶好調! そんななか、庶民には迷走しているように見えるのが日産。その理由はなぜか? 考察してみました 清水草一=文 Text by Shimizu Souichi ◆日産に必要なのは少年ジャンプの“努力、友情、勝利”的わかりやすさだ!! ⇒【前編】「技術もカネもあるのに日産がダメな感じがするのはなぜか?」
先代エクストレイル・ディーゼル

先代エクストレイル・ディーゼル

 まあ、印象が薄くなるのもむべなるかな。日産は先代エクストレイルにせっかく元祖クリーンディーゼルを投入したのに、それを今回わざわざ消滅させ、いまさらって感じでハイブリッド出してんだから。目先の台数を追って右往左往してるように見えちまう。  技術力はあるんだけど、トヨタやマツダ、スバルみたいな「この道しかない!」という信念が感じられないので、きっと低迷しているんだろうと誤解されておるのです。愚妻でどうもスイマセン。  今回ディーゼルをやめてハイブリッドにしたのは、「ハイブリッドのほうが国内では訴求力が高い」というのが理由だが、ディーゼルではもうマツダに対抗できないという判断もあるんじゃないか。それこそハイブリッドじゃ死んでもトヨタに敵わないと思うが……、イメージ的には。  でもエクストレイルは世界中で売れている。日産も頑張ってます! 日本自動車産業マンセー! 【結論】 結局、日本人は企業イメージにも一途さを求めるのですね。少年ジャンプの「努力、友情、勝利」のような。日産も根性を決めて、“この道”を決めてください!それはやっぱりEVではないでしょうか
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