シルバーウィーク渋滞の高速道路。走りやすさは新東名でもSAで選ぶなら東名がオススメ
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
高速道路で東京から名古屋方面に向かうには、御殿場JCTで東名と新東名に分かれるわけで、東名は海側を新東名は山側を走っております。ただ通過するだけなら走りやすい新東名なわけですが、道中のサービスエリアも楽しもうと思うと、実は東名のほうが個性的で味わい深いSAが多いわけで……。今回は東名・新東名を中心にSAを勝手に採点してみました!
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MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
◆走りやすさは新東名でも個性で選ぶなら高速道路SAは東名がイイんだよ!
ゴールデンウイーク以上の渋滞が予想されているシルバーウイーク。それでも行かねばならぬのが、たまのレジャーというものだ。
そこで今回は、東名・新東名を中心にした東京‐名古屋間の高速道路サービスエリアのランキングをお送りする。高速道路研究家たるワタクシが、この8月に実際に訪れて採点させてもらった。時間と予算の都合で調査したのは上下線どちらかだけだが、同じSAなら上下線で設備に大差はないので、十分目安にはなると確信する。
栄えある第1位は、新東名のネオパーサ駿河湾沼津! 前に駿河湾、後ろに富士山の眺望はパーフェクト。2階にあるトイレは高級ホテル並みだし、建物もリゾート風で文句なし。総合的に日本一のサービスエリアと言っていいが、駐車場の作りが複雑で止めづらく、台数も常に不足気味。よって休日は猛烈に混雑する。シルバーウイークはSAに入るだけで1時間待ちを覚悟!な状況だから、実際は避けたほうが無難だ。
となるとイチオシSAは、ランキング第2位の足柄になる。もちろん足柄も混雑するが、駿河湾沼津よりはずっとマシ。ピカピカのネオパーサ系に比べると設備はやや古いが、下り側には温浴施設や足湯もあり、『エヴァンゲリオン』の巨大フィギアなど、エンターテーメント性も高い。ここには古き良きSAの癒しがある! 個人的にはこちらのほうがくつろげて好きです。
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