インバウンドのための日本紹介(2)――日本は意外と広いぞ

『英語対訳で学ぶ日本』で日本の「地理」を紹介しているページ

 世界には、国土面積が広い国がある。とりわけ、以下の6か国は世界総陸地の約42%を占めている。

 ロシア(世界総陸地との割合は11.5%)、カナダ(6.7%)、中国(6.5%)、アメリカ(6.5%)、ブラジル(5.7%)、オーストラリア(5.2%)である。

 これらの国と比較すると、日本の割合は約0.25%であり小さく感じるかもしれないが、世界の約200か国の順位としては60位ほどを占めており、また四方が海に面しているため、海洋国家として見た場合は広がりを見せる。

 前掲書『英語対訳で学ぶ日本』では、次のように紹介されている(冒頭の画像参照)。

【日本文】001=地理

 世界地図で見る日本は、アジアの東端にある小さな島と考えられやすいが、この「小さな島国」の面積は約37 万8000km2 であり、ドイツと同じくらいの規模を持つ。本州、四国、九州、北海道の4つの島を中心とした島国で、本州は世界で7番目に大きな島でもある。
 島国としての日本の領域は海域へと広がっており、国連海洋法条約に基づいて日本の主権が及ぶ海域の面積を算出すると約447 万km2 で世界第6位の広大さである。
 日本は古くから海に囲まれた海洋国家であり、多くのエネルギー資源や原料を輸入し、加工した製品を輸出する貿易国でもある。日本の貿易における海上貿易の割合は約99%に達し、世界の海上貿易量の約6分の1を占めている。安全な海上交通輸送路は日本の死活問題であり、日本は国連海洋法条約を基礎にして海洋秩序の安定に貢献している。

【英訳文】001=Geography
 On world maps, Japan appears as a small island in far eastern Asia. But this “small island” is actually 378,000 km2, or about the same size as Germany. Japan’s four main islands are Honshu, Shikoku, Kyushu, and Hokkaido. Honshu is the seventh largest island in the world.
 As an island nation, Japanese territory① extends② out to sea. According to the UN Law of the Sea Convention, Japanese sovereignty③ covers approximately④ 4,470,000 km2 of ocean, giving Japan the world’s  sixth largest ocean territory.
 Japan, an old marine ⑤ nation surrounded b y t he sea and also a trading ⑥ nation, imports ⑦ much of its energy and natural resources ⑧ and exports ⑨ finished products⑩ abroad. Sea trade accounts for 99% of all of Japan’s trade—some 1/6th of marine trade worldwide. Secure sea lanes are vital ⑪ to Japan’s survival ⑫ , and Japan contributes to maritime ⑬ order in accordance ⑭with the UN Law of the Sea Convention.

【英単語解説】
① territory (テリタリ:領域)② extends (extend イクステンドの三人称単数現在:広がる)③ sovereignty (ソヴァリンティ:主権)④approximately (アプロクスィマトリ:約)⑤ marine (マリーン:海の)⑥ trading (tradeトレイドの~ ing 形:貿易する)⑦ imports (importインポートの三人称単数現在:輸入する)⑧ resources (resourceゥリーソースの複数形:資源)⑨ exports (export イクスポートの三人称単数現在:輸出する)⑩ products (product プロダクトの複数形:製品)⑪ vital (ヴァイトル:きわめて重要な)⑫ survival (サーヴァイヴル:生き残ること)⑬ maritime (マリタイム:海の)⑭ accordance (アコーダンス:調和)

 本書を通読していくと、国土面積の大小よりは、日本列島で営まれてきた世界最古級といえる歴史の奥深さや、GDP(国内総生産)で、アメリカ、中国に次ぐ世界第3位となっている日本人の国民性の背景がよく分かる。(【3】に続く)

(文責=育鵬社編集部M)

英語対訳で学ぶ日本 歴史と文化の111項目

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