公認“レゴブロック職人”のスゴイ最新作とは?
「レゴブロックで創る、50年後の城下町松江」(松江市・松江歴史館、2011年7月23日~8月31日開催)でも見ることができる。
なんと、直江氏は城のみならず東京スカイツリーをもレゴで作り上げてしまった。正確には直江氏が監修し、チェコのビルダーチームが約8か月かけて制作。その大作が見られるのは日本科学未来館(江東区・青海)で開催中の企画展「メイキング・オブ・東京スカイツリー(R) -ようこそ、天空の建設現場へ-」(~10月2日)だ。さすがは東京スカイツリー、レゴ(R)版でも高さ6m34cmという巨大さ! 使ったレゴブロックは13万3320個。スケールは実物の約100分の1だという。
過去にはサグラダファミリア、渋谷や浅草の街並みなど複雑なモチーフもレゴで見事に作り上げてきた直江さん。この世に存在するもので、もはや直江さんに作れないものはない!?
取材・文/ならこ
世界に数十人しかいない、世にも珍しい「レゴモデルビルダー」という肩書を持つ男が日本、いや、アジアにたった1人だけ存在する。レゴ社が認定する直江和由氏だ。神業ともいえる才能をかわれ、レゴジャパン株式会社にヘッドハンティングされた社員でもある。
デンマークのプラスチック製ブロック玩具「レゴブロック」といえば、子どもならずとも、大人にも愛好者が多いことで知られる。先日、東京ビッグサイトで開催された国内最大級の玩具見本市「東京おもちゃショー」にて、直江氏がレゴで作り上げた松江城(島根県)が披露された。使われたレゴブロックはなんと3万個弱! 今年で開府400年を迎え、渋みがあって優美なフォルムでファンの多い「松江城」だが、実際の松江城と比べてみても、決して迫力負けしていない。高さ約1m、幅約90cmと、実物の約30分の1の大きさだ。
レゴといえばカラフルな色彩のバリエーションが特徴でもあるが、今回使用したのは238色のうち黒・白・灰色・茶色のたった4色のみ。そして約8000型、約43万8000種類ある中から松江城に適したパーツを選び、約2万5000個を組み合わせていったという。微妙に曲線を描いている瓦屋根など、細部にわたって徹底的に作り込んだ。
制作期間は約2か月。制作期間中には東日本大震災も起こり、完成に至るまで一筋縄ではいかなかったという。完成したレゴ版松江城は
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