極上の一体感が生まれる「ソフト変態ゲーム」
どーもです。合コン好きの記者、ナカソネです。35歳も超えると合コンに呼ばれることもめっきり少なくなってきました。そりゃそうです。35歳ですから。子持ちですから。
そんな折、とある合コンキング(38歳・独身)からこんな話を聞きました。
「最近ね、『ソフト変態ゲーム』ってのが流行ってるんです。まず、古今東西でも山手線ゲームでもなんでもいいので、とにかく罰ゲームを受ける人を決めます。で、負けた人は『今まで自分が経験した、もしくはこれから自分が経験したいソフトな変態行為』を発表するんです。ハードはダメですよ。あくまでもソフトな変態行為です。最初はみんな恥ずかしがりますけどね、『ソフト』というエクスキューズさえあれば、意外と語るんですよ。全員がソフト変態になれば、一体感も生まれますし」
なるほど! というわけで、後輩リーマンH君を誘い、この「ソフト変態ゲーム」を引っ提げ、ひっさびさに参加してきましたよ合コンに!
宴もたけなわのタイミングで、サラリと「ソフト変態ゲーム」を提案してみると、予想以上に食いつきを見せる女性陣。「えー、ほんとにソフトなやつでいいんですかぁ?」と、むしろ前のめりな感じで。そして、最初に「ソフトな変態行為」を発表することになったのは丸の内OLのA嬢(24歳)。
女子A 「大学時代のサークルの合宿でぇ……、真夜中、旅館の厨房で先輩と……」
おおっ、初対面の人のエロトークは、絶妙に艶めかしい! その後も酒の勢いも借りて、次々と発表していく参加者たち。
女子B 「昔、彼氏にお願いされて、1回だけ制服でしたことある」(26歳・歯科助手)
女子C 「私、男の人の汗の匂いが好きで、シャワーを浴びる前のほうが好き」(26歳・事務)
うんうん、みんなベタでエロい! この安定感のあるエロスがソフト変態の醍醐味かぁ……。女性陣は頬を赤めながら、それを隠そうと酒のピッチも進み、気づけば開始1時間で極上の一体感が生まれつつありました。そんな折、口を開いたのは後輩リーマンのH君。
H君 「僕、空港に欲情するんです」
ナカソネ 「……えっ?」
H君 「いや、ですから空港に」
ナカソネ 「……お、おう」
H君 「飛行機が出る直前、もう搭乗案内を開始しますという時間になるとトイレに駆け込みたくなるんです。そして、個室の中で、自分で、自分の陰部を……」
女性陣 「……」
H君 「飛び立つ前に自分の痕跡を残しておきたいのか、キレイな体になってから新天地に飛び立ちたいのかよくわからないんですが、とにかく興奮が抑えきれないんですよ」
女性陣 「……」
H君 「どうしたらいいでしょうか、先輩!」
ナカソネ 「知らねぇよ!」
結論。『ソフト変態ゲーム』をするときは、ハード変態を連れて行ってはいけません。 <取材・文/ナカソネ>