男装ユニット「風男塾」リーダー・武器屋桃太郎【卒業ライブレポ】
去る10月24日、東京TSUTAYA O-EASTにて、風男塾ライブ「武器屋桃太郎卒業公演~メガネの歩く道~」が行なわれた。
風男塾は、7人組の男装ユニット。メンバー全員はそれぞれタレント、グラビア、モデル等の顔を持つ。メガネがシンボルであるメンバーの武器屋桃太郎は、同グループのリーダーで、喜屋武ちあきが扮していることでも知られる。
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そして、卒業する武器屋たっての希望で『チェンメン天国(パラダイス)』を武器屋のために6人のメンバーが熱唱。この曲のウリはメンバー一人ひとりが男前な告白をすること。いつもはファンに向ける告白を武器屋に至近距離で投げかけ、本気で照れてしまう一面も。ファンによるピンク(武器屋のイメージカラー)の紙テープがステージに飛ばされ、さらに感動しきり。メンバーに「誰かを選べよ」と詰められるも、答えは保留になったよう。武器屋の主張は全員が好きであることなんだとか。
『ヲタキスト』をひとりで歌い上げた武器屋によると、「8年間、オタクであることはブレていません。どんなに疲れていても深夜に録画したアニメを見ることが幸せ。オタク魂を誇りに思います」(武器屋)と、自らを労った。ちなみに、風男塾はオタク属性のあるメンバーで構成されており、武器屋はアニメオタク担当だ。
終盤では、メンバー全員から武器屋に充てた手紙、武器屋からメンバー全員に充てた手紙を読み、お互いが涙ぐみ場面も。
最後には、ファンへの思いも綴った。
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「ファンのみんなへ。8年間活動して武器屋桃太郎が最後に一言で言うなら『感謝』。歌もダンスも苦手だった自分を支えてくれたのはファンの皆さん。ありがとうって、感謝される人になりたかった。子供の頃から一人でいることが多く、当時からそうなりたいって思っていました。そして僕はそんな人になることができました。今後はオタクの道を突き進んでいきたいと思います」(武器屋)
サプライズとして、プロデューサーである、はなわも登場。初期メンバーとしてずっと見てきたはなわもまた、武器屋への思いを振り返る際、涙で言葉をつまらせた。
会場は、最後まで「武器屋」コールが鳴り止まず、ファンたちは全員ピンクのサイリウムを全力で振り回した。
「桃(太郎)を笑顔で送り出したい」というメンバーの希望で、最後まで盛り上がりのあるナンバーで幕を閉じた。武器屋は最後に、トレードマークであるメガネをそっと置いて、ステージを去った。
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【風男塾 武器屋桃太郎卒業公園演~メガネの歩く道~セットリスト】
1:飛び立て!フゥレンジャー
2:BE HERO
3:男装レボリューション
4:勝つんだ!
5:俺の空
6:17’s STAR
7:草食ライオン
8:男坂
9:チェンメン天国(パラダイス)
10:僕らの歩く道
11:Galileo~プロキオンを越えて~
12:下を向いて帰ろう
13:ヲタキスト
14:雨ときどき晴れのち虹
15:同じ時代に生まれた若者たち
16:七色の虹鳥
17:絆
18:いい男
風男塾を卒業した今後、さらにオタクアイドルとして磨きをかけていくであろう喜屋武ちあきの活躍に期待したい。<取材・文/まいまい 撮影/西田周平>
武器屋が6月に卒業発表をしてから、全国21箇所をツアーで回った。今月12日、ファイナルの場所となったのは彼らにとっては初となる日比谷野外大音楽堂という大舞台だった。「武道館へ行くぞ!」という高い目標も掲げられたほど成長中のグループだ。
風男塾のさきがけとなったユニット「中野風女シスターズ」(現在は活動休止中)から8年。武器屋(喜屋武)は、初期メンバーとして、グループを引っ張ってきた。それだけに、この卒業公演は武器屋の門出をこの目で見届けたいという大勢のファンや関係者が詰めかけ、第2部はなんと3時間を超える大変な盛り上がりとなった。
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冒頭では、各メンバーのイメージカラーのヒーローに扮した『飛び立て!フゥレンジャー』から、武器屋のラストシングルとなった『BE HERO』、「チェンメン(=男装)」という言葉を知らしめた『男装レボリューション』で盛り上げ、その後の初期メドレーで当初から応援していたファンの心をくすぐった。
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