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『マイ・ピュア・レディ』『ギャランドゥ』…。名曲スタジオライブ傑作選

―[クリスのお宝箱]―
スタジオライブ傑作選編 アナログ盤、CD、DVDなど約2万枚以上。さらに雑誌やポスター、グッズ、珍品なども所有し(現在も収集中)、アーティストからも認められるほどの大の音楽ファンのクリス松村が、MCを務める『ミュージック・モア』で秘蔵のコレクションからとっておきの1枚を披露!  みなさん、いかがお過ごしでしょうか。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの人が今も“巣ごもり”生活をされていると思います……。  こんな時こそ、自宅でできる趣味を楽しんではいかがですか? 私は、クリスのお宝箱の発掘やレコードを整理をしたりしています。こんなにゆっくりと、音楽に触れ合える時間は、そうありません。音楽に囲まれて素敵な日々を過ごしています。  さて、今回の「クリスのお宝箱」は、ちょっと趣向を変えてお送りします。題して「スタジオライブ傑作選」。ちょうど1年前、春先から初夏にかけて番組でお会いした素敵なアーティストをご紹介します。

『ミュージック・モア』の傑作ライブをご覧ください!

コロナショックを引き飛ばせ!スタジオライブで懐かしの名曲を!

 まずは、杉真理さん! 『バカンスはいつも雨(レイン)』というヒットナンバーで知られていますが、私のリクエストは……。  巷では“リモート飲み会”がブームのようですね。そこで石川さゆりさんに提供し、CMソングでも人気を呼んだ『ウイスキーが、お好きでしょ』を歌っていただきました。

杉真理(すぎまさみち)。慶応義塾大学在学中に竹内まりやらとマリ&レッドストライプスを結成。1977年、シングル『思い出の渦』でソロデビュー。1981年、大滝詠一の『ナイアガラ・トライアングルVol.2』に佐野元春と参加。竹内まりや、松田聖子、稲垣潤一、森山良子らに楽曲を提供。『ウイスキーが、お好きでしょ』を始め、多数のCMソングを手がける

 今年の春は、花見をすることはできませんでした。そこで私のリクエストは、石野真子さんの『春ラ!ラ!ラ!』です。この曲は、いまから40年前、1980年1月1日に発売されました。  音楽ランキング誌『オリコン』に掲載された当時の見開き広告のキャッチコピーは、「1980年。今年の真子は大きいぞ!!」。その通り、春に向けて大ヒットしました。  この歌を聴いて、「なるほど!」と思った人は、多かったはず……。 「♪春という字は3人の日と書きます。あなたと、私と、そして誰の日……」  作詞家は伊藤アキラさん。よくこんな詞を思いつくものだなと感心しますね。石野真子さんが、当時の振り付けで、ちょっと恥ずかしげに歌っているのが、とっても可愛いですよ。

石野真子(いしのまこ)。オーディション番組『スター誕生!』に合格し、1978年『狼なんか怖くない』でデビュー。その年の新人賞を総なめにする。以後、トップアイドルとしてヒットを連発。その後、女優としての活動も開始し、テレビドラマや舞台、映画で活躍

 続いては、実力派シンガー、渡辺真知子さん! 私のリクエストは、デビュー曲『迷い道』でも、続く『かもめが翔んだ日』でもなく、3枚目のシングル『ブルー』(1978年)です。この歌を、しっとりとしたアレンジで歌っていただいています。ホント、真知子さんの歌声って、胸に染み込んできますね。

渡辺真知子(わたなべまちこ)。「シンガーソングライターはテレビに出演して歌わない」という当時の音楽業界の常識を覆して積極的に歌番組に登場。『迷い道』『かもめが翔んだ日』『ブルー』『唇よ、熱く君を語れ』などヒットを連発し、印象的な歌詩と心に残るメロディー、抜群の歌唱力で一躍人気アーティストに

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コロナでも夫婦円満!楽器演奏で妻をサポート!
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タレント、音“楽”家(おんらくか)。 邦楽、洋楽問わず、音楽好きが高じて、番組出演にとどまらず、テレビやラジオの番組監修、構成、音楽解説なども手掛ける。TOKYO MX『ミュージック・モア』(毎月第1・第5土曜日午前11時30分放送)ではレギュラーMCを務める。

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