イマドキのキャバ嬢は、若い彼氏を作って、束縛されたことがあるのがほとんどだから、「あるある～」って納得してくる。 「あいつらは、ヤキモチの塊だから。今何してんだ～。飲み会といって合コンだろ。隣にいる友達の写メ送れ」とか言うだろ、 といえば「ウケルんだけど」と大絶賛。「そのくせ、ひとりよがりだから、エッチはいつも先にイクし」これが決め手でんがな。キャバ嬢は大笑いだ。 　おっさんは単なる遅漏だけど、逆手に取って語ればいい。「オレたちの世代は、先にイッテはダメだと『ホットドッグ』という雑誌で教育されたから、そんなことはないんだ」とのたまえば、興味をもたれるはず。 　要するに、「遊んでいるオヤジか、遊んでないオヤジか」と聞かれたら、迷わず「遊んでいるオヤジ」を演出すべきである。 　キャバクラでおじさんが、若いコを口説く様はとても見苦しい。けどオスの求愛行動は、すべて見苦しいのだ。自意識過剰になって、カッコよくと言ってるから、うまくいかない。おやじは存在からしてすでに見苦しいのだから、何も失うものはない。堂々と見苦しく行こうじゃないか。 ■木村和久（きむらかずひさ）■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』