ショーンKの学歴詐称レトリックはキャバクラに応用可能【コラムニスト木村和久】
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その111 ―
ショーンK様、このたびの経歴・学歴詐称報道、誠に残念でございます。顔はいいし、声もいいし、身なりもいい。しかも、英語ペラペラの自称ハーフで、ハーバードのMBAを取っているなんて、テレビを見ているおばちゃんは、イチコロでした。テレビ関係者やマスコミ関係者も、まんまと騙され、全国民を手玉に取ったという意味じゃ、凄いことですよ。なにしろ、天下の報道ステーションにコメンテイターとして出れたのですから。後の世では「日の本一のかぶき者」として称賛され、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のように、映画化されることでしょう。
ショーンK様の偉大な教えは、脈々と受け継がれ、実力のない若者や、収入の少ないオヤジの心の支えになることでしょう。えっ、どこで? そうなんです、ショーンK様の教えや世界観は、そのまんま、まるごとキャバクラで使えます。是非、見習ってキャバクラドリームを叶えようじゃありませんか。
さて具体的なショーンKの教えを学びましょう。
その①「キャバクラは見た目が10割」
馬子にも衣装と言われているように、K様のようにびしっと着こなして行くと、キャバクラではウケます。場所も六本木や銀座などのスーツの街では、逆にカジュアルで決めた方が、目立っていいのかもしれない。いずれにせよ、こざっぱりした清潔そうな格好で、臨むがよろしい。
その②「自分を大きな存在に見せる」
これは孔雀の求愛行動と一緒です。限界まで羽根を広げて、大風呂敷を広げ、キャバ嬢を攻略しましょう。言い方として「オレはハーバードでMBA取ったぞ」と自分で言うと、いかにも怪しいのでやめましょう。自分をでっかく見せるコツは、友達とキャバクラに行き、お互いを褒めたたえるのがよろしい。
「あいつは、アメリカ留学中に、クリントンとゴルフしたんだぜ~」とか言ってれば、「そういうお前は、ミスカリフォルニアとつきあってたな」とかね。 キャバクラで「モテないし、お金ない」と言うと、昔は「そんなことないですよ。お金あるからここにいるんでしょ」と、キャバ嬢から返事が返って来た。けど最近は、あまりにも素人過ぎて対応がストレート。「金ないんだ~」というと「じゃ、そろそろチェックする?」で終わりですから。はっきりと自己PRしないとダメです。
その③「親しみを込めた愛称で」
キャバクラ嬢は源氏名という、別名で店に出ている。源氏名の由来は、あの源氏物語の登場人物の9割以上が、仮名で登場していた。そこから店に出る時の、かりそめの名前を源氏名というようになった。というわけで、実は男性も、ニックネームや愛称をつけ、かりそめの名前同士で、ハメを外すがよろしい。
私の場合は「キムキム」になっているが、そのようなニックネーム、ショーンK様関連では目白押しだ。「ホラッチョK」は当たり前過ぎる。「MBA48」(K様は48歳)は、AKB風でいいよね。ほかに「テンプル10マンス」とか「ショーンK、β版で~す」「コンサル600」あたりが、ぐっと来ます。ひと月ぐらいはショーン様関連で、ネタが持つでしょう。是非、お試しあれ。
その④「話の内容より、語り方、仕草に注意を払う」
女性に難しい話をしてもしょうがない。女性とは気に入った人の話は面白いし、ためになると、感じる生き物である。じゃどうやって、気にいられるか。気障な振る舞いは出来ないので、会った瞬間に「キミ可愛いね、何かドリンク飲む?」と、言えばいい。それだけで、第一印象が全然違うから。どうせトーク中に「何か飲み物、頼んでいいですか?」って、聞かれるんだから。だったら、先にドリンクをあげなさい。
その⑤「ショーンKのそっくりさんを探せ、山の手線ゲーム」
思うがままにショーンKに似てそうな人物を言い当てて、外したらイッキだね。探すと結構ありますぞ~。
最初はなんといってもジョン・カビラにクリス・ペプラー、マイケル富岡、勢いでジョージ・マイケルと来るでしょう。やがてウケ狙いで、サンダーバード1号の操縦士のスコット。某Kさんが、スコットの写真を持って、美容整形に行き「この顔にして下さい」と言ったら、先生は「髪の毛、ナイロンになるけどいい?」と言ったとさ。話を盛りまくりでんがな。
極めつけは、ハッカー集団、アノニマスの仮面ってえのはどうだ。さすがテンプル騎士団って、それはテンプル大学10ケ月だっつうの。

木村和久
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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