“レッスルマニア4”とビンスのある計画――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第76回
“レッスルマニア4”のロケーションは、9万3173人のインドア観客動員新記録をつくった前年度のポンティアック・シルバードームよりもはるかにちいさいアトランティックシティーのトランプ・プラザ。やや唐突とも思えるトランプ・プラザでの“レッスルマニア”開催には同アリーナのオーナーで“不動産王”の異名を持つドナルド・トランプ――のちにアメリカ合衆国大統領候補(共和党)として賛否両論の大激論を巻き起こすことになる――とビンスの急接近という政治的背景があった。
リングの上のキーパーソンはホーガンとアンドレからサベージとデビアスのふたりの新しい主役にバトンタッチされようとしていた。サベージは“元祖DIVA”エリザベスとの夫婦コンビでベビーフェースに転向。デビアスも“ミリオンダラー・マン=億万長者”のキャラクターでヒール・サイドのボス的ポジションに立っていた。
WWEのライバル団体、NWAクロケット・プロは“レッスルマニア4”と同日・同時刻にケーブルTV(TBS=ターナー・ブロードキャスティング・システムズ)で特番“クラッシュ・オブ・チャンピオンズ”のオンエアを計画していた。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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斎藤文彦
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