“レッスルマニア4”@トランプ・プラザ――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第77回
第1試合ではハーリー・レイス、ジャンクヤード・ドッグ、バッド・ニューズ・ブラウン(アレン)、ハート・ファウンデーション(ブレット・ハート&ジム・ナイドハート)、ケン・パテラ、ロン・バス、サム・ヒューストンら20選手出場のバトルロイヤルがおこなわれ、B・N・ブラウンがB・ハートをオーバー・ザ・トップロープごしに場外へ転落させ優勝。オープニング・マッチでいきなりバトルロイヤルがレイアウトされるというシチュエーションは“レッスルマニア”ならではの物量作戦だった。
WWE世界タッグ王者ストライク・フォース(リック・マーテル&ティト・サンタナ)にデモリッション(アックス&スマッシュ)が挑戦した同タイトルマッチは、アックスがマーテルをフォールしデモリッションが王座奪取に成功。
王者ホンキートンク・マンにブルータス・ビーフケーキが挑戦したインターコンチネンタル選手権は、ビーフケーキが反則勝ちを収めたがルールにより王座移動はなし。
ジ・アイランダーズ(ハク&タマ・トンガ)&ボビー・ヒーナン対ブリティッシュ・ブルドッグス(ダイナマイト・キッド&デイビーボーイ・スミス)&ココ・B・ウェアの6人タッグマッチは、大ベテランのヒーナンがK・B・ウェアからフォール勝ちを奪った。
王座決定トーナメントとは別ワクで全16試合中、第8試合というポジションにラインナップされたアルティメット・ウォリアー対ハーキュリース・ヘルナンデスのシングルマッチは、ウォリアーが順当なフォール勝ちをスコアした。WWE首脳陣はすでにこの時点でウォリアーを“3年後のチャンピオン候補”ととらえていた。
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ